家内とふたり、車で回遊する途中、昼飯目的で走るうち、あそこならどうかと立ち寄ったのである。
海に面して横長に建つホテルは、遠くから良く目立つが、そこに到る導入路は、昔ながらの田畑のあぜ道のように鉤の手のようなじぐざぐ道路。
ホテルではあるが、海水浴気分の家族づれで大賑わい。
プールで遊び、休憩ルームで一服し、食事をとり、家族で泊まるセットの大衆的なコンセプト。家内の期待する海鮮グルメとは程遠い、バイキングのお昼を食した。
5階の食事処から周辺の景観を見ると、潮干狩りで有名な金田海岸の浜続きの干潟が広がっており、彼方にアクアラインが延びていて、海ほたるが見える。
でかいホテルの内外には、いろんなブロンズ像が脈絡なく陳列されていて、日本の美意識とは異なる、東南アジアっぽい竜宮城だった。
わしらは、別に泳ぐつもりもなく、日帰り入浴も暑苦しいし、まあ、孫と一緒でもなければ、一向面白くもないのであった。
でも、そういうことは、行ってみて初めて品定めをし、実感できることなのだ。
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われわれは、そのあと、富津岬の先端にゆき、佐貫駅、浜を見て、館山道をころがして、我が家へと戻った。
富津先端では、これが内房なのかと思うほど、海水が澄み切っていて、すごくきれいだった。