中学以来からの旧友

私の中学生時代というと、今を去ること74年にもなるのです。

そんな昔の同級生だったM爺いから、電話をもらった。
遥か、遥かな昔の私らのそれこそ青春時代が、ぐっと蘇ってくるのです。
芦屋市山手中学校当時のガキだったM君と俺。
「お前から年賀状が来なくて、不審に思った。Fに聞いたら、お取込みだったってなあ。」だと。
Mくんもそうだが、F君もその中学、そして芦屋高校も一緒だった昔の同輩。

あのころは、受験勉強なんてなかった。塾なんてのもなかった。学校に行くのに下駄履いて通学した。
当時の学校友達は、不思議と付き合いが長く続いている。
思えば、当時の芦屋のガキ共は、親が関西の経済人だったりして、芦屋に住んでいた。
友達は、皆それぞれ社会に出て、東京へいったり、外国へいったり、思い思いの社会人になった。
そして、人生、長じて引退という年頃になると、皆、芦屋へ舞い戻ってくる。
さっき電話をくれたMくんは、芦屋の隣り、西宮市にいる。

Mくん。えびすさんで有名な西宮神社の近くにいる。ここは、えべっさんの総本社。
コンチキチン。商売繁盛、笹もてこい。元旦、10日えびすの朝、神社が開門すると、大勢の参詣者が福をもらいに走るっていうの。早く本殿正面に来た人は福男。

そんな、こんなで、私の中学～高校時代の友達は、古くも、長くも、時が止まったように続いているのでした。