班長といっても、回覧を配ったり、会費や共同募金を集めたりする程度のことなので、役目としてはどうってことはない。
総会だから、年度末で活動報告、会計報告、次年度予算を決める締めくくりの会合なのだ。
190世帯ぐらいの小じんまりした自治会で、50人ぐらいが本人出席。
NIさんが議長になって議事進行される。
今期は、街路灯の管理が自治会から市役所に移管されたから、それだけ負担は減る。基金が400万とか自治会会計に繰り入れられて、会計が潤沢になる。世帯ごとの会費が月400円のところ半額になるのを可決。質疑応答がさまざまあり。
N奥様。支出で冠婚葬祭というの、自治会では死亡の弔慰金しか出していないのに、冠婚とついているのは可笑しくないのか?。回答、ずっと昔から冠婚葬祭できているので、このままで認めたい。
ええ?俺も前会長をやったこともあるが、そうだったかねえ。まあ、そう決まってるのでこのままでいい。会計の世界では、企業会計原則とか、公益法人会計基準とかが決められている。だから、決まっている枠組みは、決算ごとに勝手に変えてはいけないのだ。それでよし。
I さん。会計報告で、次期への繰越金が、次期予算案の数字と違っている。正しいのはこれこれ。だから総計はこれこれ。おお、おぬしさすが的確。私は細かい字は拡大鏡がなくては見えない。というより、中味を見ていなかったのでした。
私は、老い先短く、10年先といってもピンとこない。皆さまよきに図らえ。賛成しとく。
あと、釣り師やカラオケ師がいたので、帰途、それ式の雑談に花が咲いたのでした。
そういうことなので、私、大したことやってないんだねえ。次はお隣のNAさんが会長です。よろしく。
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