私は、瀬戸内海というの、いままで何度も、そして、或る時は優しく、或る時は少し憂いというか、心にわだかまりを仕舞いつつ、やり過ごす折がありました。瀬戸内海の水面、自分の気持ちを閉じ込めて、見やる折もあるのでした。