70の瞳

笑いあり涙あり、36人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

やさしい男たち(地域のタイガーマスク)

2015-03-30 14:57:08 | 愛すべき子どもたち

そろそろ子どもたちは外遊びからユニットに戻らなくてはならない夕暮れ時だった。ファンキーな女児小学生の双璧ともいえるSちゃん(小5)とAちゃん(小4)が血相変えて大きなビニール袋と紙袋を抱えて事務所の玄関に現れ、「これ男の人から、いきなり“使ってください”って渡された。」といって二つの袋を届けにきた。ビニール袋の中には子ども用の野球用品、紙袋の中には沢山の文房具が入っていた。お礼を言おうと慌てて外に出たが、すでにその男性の姿はなかった。「誰だろうね、お礼も言えないし困ったね、、。」

中に何か手がかりになるような物は入っていないかと探したところ、茶封筒があり中からメッセージカードが出てきた。

 

「輝く子どもたちへ、野球好きの男たちより、ささやかなプレセントです。」

 

きっと、さんあいの子どもたちがよくグランドでキャッチボールをすること知っている地域の野球チームの若者であろう。やさしいお気持ちとプレゼント、子どもたちに代わり心より感謝申し上げます。

 

子どもたちが喜ぶ野球用品と文房具のプレセント

 

中から出てきたメッセージカード

 


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