さんあいのある深谷市はネギが特産だが、その他にブロッコリーやトウモロコシの大産地でもある。特にトウモロコシは、糖度が高くフルーツのように取り立てを生でも食べられる品種、味来(みらい)の産地だ。
さんあいの周りの畑では早出しの味来がもう少しで収穫できるほど成長している。この時期にここまで成長させることが出来るのは、まだ寒さの残る時期からトンネル状のハウスの中で寒さや強風から芽を守り、大切に育てなければならない。そして茎が40、50センチになったところでハウスを撤去して、自然の環境で育てる。
茎がそのくらいまで成長すると少々の寒さや風にも負けることはなく、日中の気温の上昇とともに自力ですくすくと成長する。
子どもの養育に例えると、養育者が子どもの将来の自立を見据え小さい時に手間をかけ愛情をかけて世の害から守ってあげると、世に出た時に自力で成長して行くということだろうか。
人の成長や自立は野菜のようには単純に行かないのは言うまでもないが、「人にとって一番ケアの必要な時期は、野菜と同じだよ。」と畑の味来は教えてくれる。
実のひげが茶色くなり始めた味来、収穫はもう近い
歌にように、「ザワワ、ザワワ、ザワワ」と風が通り過ぎます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます