70の瞳

笑いあり涙あり、36人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

Kくんの泣きのテクニック

2015-03-10 10:27:53 | 愛すべき子どもたち

Kくんは、お部屋の中では一番小さな3歳児なので、みんなに可愛がられている。昨年4月からさんあいで生活しているが、最初の1、2か月は緊張していている様子が伺え行動も控えめで弱々しい感があった。でも今はすっかり慣れ、知恵もついて自分の気に入らないことがあると床に大の字になって泣いてアピールしてくる。忙しい保育士に無理な要求が聞き入れられないと分かると、さっと立ち上がり動き回っている保育士の後ろにピタッとついて回り、保育士が止まってまた仕事を始めると、再びその足元で大の字になって泣く。保育士の視界の中でないと泣く意味がないと分かっている。Kくんの泣きのテクニックである。

 

 

大きくなったら、誰かと家族を築くだろう

 

 


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