12月4日、この日の好天をねらって飛騨南部の白草山にカミさんと行ってきました。
白草山(1641m)は東海地方の登山ガイドの本などには載っていますが、これまで行ったことがありません。位置から御岳の展望が良さそうとねらってはいましたが、11月の計画は家庭事情で中止、12月になり、富士山や御岳から冠雪の情報が届き、しっかり雪が着いていそうな御岳をねらって白草山を計画しました。登山口までの車道に雪が着くと厳しいのですが、ネット情報で前日でも雪がないことを確認しました(念のためチェーンは積載)。
朝早く春日井の自宅発、41号を下呂の手前まで走って登山口の乗政温泉から林道を上がります。駐車場のある黒谷林道入口では道ばたに少し雪が残っている程度でした。9時前に駐車場出発、黒谷林道を登っていくと道のサイドに雪が出始め、登山道入口からは雪道に。登りはそのまま歩き、樹林帯の登山道を2時間ほどで笹の稜線に出て白山方面の展望が広がります。主稜線の分岐からいったん隣の箱岩山(1669m)へ。標高では最高点ですが、山頂だけ樹林の中で白山方面が樹間から覗けるだけ。ここからは下りになりますが、安心して歩くためチェーンスパイクを装着、20分程の稜線歩きで12時前に白草山山頂着。
一帯は笹の広い尾根で、目の前に雪の御岳が聳え、さらに乗鞍岳から槍ヶ岳、笠ヶ岳方面の北アルプスが連なります。特に御岳は南西面が間近に迫り、噴火した地獄谷からの噴煙も見えて大迫力でした。写真では乗鞍の左に槍ヶ岳も確認できます。
展望を満喫しての下りはチェーンスパイクを履いているので、快適に歩けます。1時間ほどで林道に出て14時には駐車場に戻りました。白草山は御岳を変わった角度から間近に眺められる展望台ですのでお勧めですね。 by なべさん