何時までも暑い日が続き、涼しいところへ、というわけで週間予報では天気が良さそうな10月３～４日、上信越の黒姫山と飯縄山を計画しました。黒姫山は私(なべさん)もこれまで登る機会がなかった山です。10月３日は語呂合わせで登山の日になっているそうですが･･･
２日夜、戸隠高原キャンプ場前の登山者用無料駐車場で車中泊。それまでの暑さに油断したせいか、夜中から明け方、寒くなり、早々に起こされました。回りにはすでに十数台の車が駐車していました。ここは戸隠連峰高妻山登山の出発点、他の車の方は皆さん高妻山を目指す人たちです。黒姫山は東面のスキー場から登るコースが中心ですが、今回は戸隠側の西新道から入ります。
さっさと朝食を済ませて、黒姫山大橋登山口の駐車スペースに移動し、６時15分スタート。林道と登山道が交差する新道を１時間強で古池と妙高山麓笹ヶ峰を結ぶトレイルとの交差地点へ。ここから黒姫山外輪山の壁を登り始めます。静かなブナやダケカンバの樹林の登り、足元にはキノコがいっぱいです。登りがだんだん急になり、１時間半ほどで笹のジグザグ道になってくると外輪山稜線に出ました。目の前には中央火口丘の御巣鷹山が見えますが、山頂は外輪山にあるのでそこには登りません。緩やかな尾根のアップダウンで火口内への降り口分岐をすぎ、最後にひと登りすると黒姫山山頂(2053m)です。10時前に到着。
頭上は晴れていますが、周りは雲海から雲が湧き上がってきてしまい、展望はその隙間からチラホラ見えるだけ。それでも東には浅間山～富士山～八ヶ岳、南には北アルプスの槍穂、西には高妻山の左肩に唐松岳とその向こうには剱岳、北には妙高山～火打山～焼山、がそれぞれ一瞬顔を出してくれました。目の前の戸隠山はずっと雲の中に沈んだままでした。１時間ほど粘りましたがあきらめて11時前下山開始。
下りは交差地点まで戻って、古池への道へ。緩やかなトレイルを１時間ほどで古池。池の奥には湿地もあり、初夏には花が咲くそうですが、今は紅葉もちょっと始まった程度、しかも夏の暑さで葉っぱが痛んでいるようで、色付きはあまり期待できなさそうです。この池は自然の池を電力会社が取水できるようにしているそうで、南側は人工の護岸と取水口になっていました。ここからは20分程で車道に出て、14時すぎに駐車スペースに戻りました。
この日は戸隠の民宿に泊まりましたが、翌４日は朝から雨、飯縄山は中止して観光旅行となりました。天候が不安定で週間予報もあまり信頼できない感じですね。
