いこのべ堂 営業記

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出生届

2004年11月08日 21時58分10秒 | 雑記
ようやく息子の出生届を出せる日が来た。
手術分娩で退院が少し延び、退院したのが週末で、平日を待ってたら今日になってしまった。
提出期限が生後2週間なのでちょっと焦っていたのだ。
土日でも受け付けてくれるはずだけど、以前結婚した際に婚姻届提出の時が祝日で、守衛さんが受け取ってくれずにひと悶着があったので開庁日を待っていたのだ。

今は休職中の身だが、実は戸籍のシステムに携わる仕事を長く勤めてきた。
だから出生届を書くことなど得意中の得意のはずだが、自分の息子の名前を書く時にはさすがに緊張した。
あぁ、これでこの子の一生の名前が決まってしまうんだなぁ、と感慨深い。
(勿論、キャスバル君とは名づけていませんよ)

提出先は本籍地でも住所地でも妻の実家の市町村でも良いのだが、他の申請手続きもあるので住所地のO田区に行くことにした。
ところがこのO田区は弊社のシステムのお客さん。
自分の担当自治体では無いので職員に顔見知りは居ないが、戸籍課で誰か弊社の人間に会う可能性もあり。
なんとなく意味は無いが久しぶりにスーツ姿で行くことにした。

窓口はやや混んでいたが出生届は無事に受理された。
届書についてはなんの赤修正もされなかった。
さすがにプロ!伊達に10年近く戸籍やってないぜ!、とちょっと自己満足(笑。
母子手帳に出生届出済証明も書いてもらった。
保険証の追記用にこの証明のコピーが要るんだっけ。

その後、区の乳幼児医療助成制度の申請。
これは会社側の申請が済んで保険証に子の名前が載らないと手続き完了しないらしい。
今日は仮申請だけして終了。

さらに児童手当の申請。
支給対象に年収の制限があるようだが去年の年収など記憶していない。
去年は女房もバイトしていたしなぁ。
駄目でもともと、とりあえず申請してみた。
調査して所得オーバしていたら却下されるだけだろう。
受理されたら毎月5000円の手当てが出る見込み。

ここまでが息子の手続き。
既にあちこち回って昼になったので役所の食堂でランチ。

続いて自分の病気関係の手続き。
「32条の申請」というのをこちらのサイト(げんのうつ病闘病記)で知った。
簡単に言うと精神疾患に限り通院中の医療費を公費で負担してもらえる制度らしい。
現在健康保険で80%の医療費をカバーしてもらっているがさらに15%補助してもらえる。
自己負担額が5%と今までの4分の1になるという魔法のような仕組みらしい。
自治体の福祉課に行って申請書をもらえるらしいというので福祉相談窓口に行ってみた。
ところがこれはO田区では区役所本庁舎では扱っていないらしい。
かなり遠方の地域行政センターへ行け、とのこと。

面倒くせぇなぁ、と思いつつ案内図に従いバスで該当センターへ移動。
32条の申請用紙をくれ、と言ったら多くを語らなくても申請書一式をもらえた。
専用の医師の診断書用紙と新規申請書。
職員は以心伝心という感じ。

さっきから「32条」という用語にひっかかりを感じるが、どうも日本の社会は偏見があるコトガラは法律条項で伏せようというフシが有る。
精神病という言葉を隠蔽し、32条で済まそうという魂胆か。

戸籍の仕事でも77条の2届(離婚時の婚氏続称届)とか73条の2届(離縁時の氏続称届)とか一見なんだかわからない用語が有ったもんなぁ。

俺は鬱病だぁ!と威張って声を大にして言えることではない。
しかし、「32条」該当者という妙なレッテルを貼られるのは、なんとなく差別されてるような嫌な感じです。
今後病状が良くなろうとも薬は長く続きそうで、背に腹は変えられないので申請しますが。

そんなこんなで役所めぐりしてるだけで一日が過ぎてしまった。
超疲れた。まるで仕事しているみたい。