いこのべ堂 営業記

ネット売買の記録簿として復活しました!

どっちを応援すればいいんじゃい!

2004年11月10日 23時22分12秒 | サッカー観戦
ひさびさに息子の顔を見に女房の実家を訪問。
キャスバル君をお風呂に入れてあげる。
だいぶ沐浴に慣れたのかとても気持ち良さそうだ。
数日見ないうちに顔がふっくらしてきた。
誕生直後は鳥ガラみたいだった足も太ってたくましくなっている。
小さな手だが握力もついてきた気がする。
生後2週間経つがあっという間に大きくなっていくんだな。
ミルクを上げるとゴクゴクと一気飲み。
食欲があって元気なのがなによりだ。

さて、本題。
今夜は中越地震で延期となっていたJ1の11節、新潟vs柏が特別に国立で開催された。
新潟ホームのゲームなんてなかなか見に行くことができないので妻子をほっぽっていそいそと国立へ。
アルビレックスにとっても国立で主催ゲームを開くのは最初で最後なのではないか?

俺にとって故郷の新潟と愛着のある柏の対戦。
正直、どっちを応援したらいいのか困る。
どっちも勝て!って、高校野球のノリだ。
両チーム引き分けで勝ち点3がもらえればいいのに・・・・(笑)

メインスタンドややアルビ寄りに陣取って観戦。
関東開催、しかも平日なのによくも、と思うほどアルビファンが多い。
地震報道の影響で「がんばろう新潟」を合言葉に関東在住の他チームのサポも駆けつけてくれたらしい。

試合前はいろんなセレモニーがあった。
「頑張ろう新潟」「新潟にPowerを!」「地震に負けるな」などの大横断幕。
新潟出身の小林幸子からの応援メッセージと地震義援金500万円の紹介。
山古志村村長からの全国の支援者への感謝のメッセージ
そして圧巻はヴィッセル神戸のオーナー、楽天社長の三木谷氏からの義援金5800万円(!!!!)の贈呈式。
さすが時の人、スケールが違う!ちょっと、いやかなりミキティを見直しました。
仙台で新球団立ち上げてお金が幾らあっても足りない時期だろうに。
新潟サポからは「ミキタニ、ミキタニ、男前!」のコールと大拍手。

キックオフ直前にも柏キャプテン明神から新潟キャプテン山口へ義援金の贈呈が有って、次々に出てくる新潟支援に感動して不覚にも涙が出てきてしまった。
地震被害者の冥福を祈って全員起立して黙祷。
スタジアム全体が静まって一体となった感じ。

試合開始。
アルビの応援歌にも、レイソルの応援歌にも身体が反応してしまう。
どっちがボールをキープしても楽しくて仕方ない。
でもどっちかというと実は選手を良く知っている柏びいきな自分を発見。
アルビサポの中でレイソルが得点を重ねる度に心の中でガッツポーズを決めてました。

結局試合は1-3で柏が勝利。
新潟はチーム全体で出足が遅く、ブラジル人3トップの攻撃のみ。
それも中央突破に固執して守備陣に囲まれて自滅するというストレス溜まる展開。
意地で最後に一点返したが被災地の方々に勝利をプレゼントすることはできなかった。
一方の柏はこれが降格争いをしているチームか?と思うほど小気味良くボールを回しカウンターも冴え、会心の勝利でしょう。
ナマ玉田のゴールも見れたし大満足でした。

今日のひさびさの勝利で柏はシーズン最下位セレッソとの勝ち点差を5に広げ、大きくJ1残留に前進しました。
試合終了後には柏側スタンドからあたたかい「新潟」コールも沸きあがり、試合内容でもサポーターの気前でも今日は柏に一日の長が有る感じだった。
まぁ、新潟は義援金もたっぷりもらったし、大収穫でしょう。
(選手の強化費なんかには使わないだろうな・・・)

今日は会場に居合わせていろいろ爽やかな気分になれた。
スポーツっていいですね。