創作童話「九雀物語」第12話
(鳳凰)が語りかけてきます。
「おどろく大きさだろう! この大陸がいくつも連なり、海や川と交わって
(地球)という星になっている。
このほとんどを人間が支配しているのだ、
いまいる所から、次の大陸に行ってみなさい!」
(ジェイ)は鳳凰が言うように、その羽ばたきの力を増すと、延々と続く大きな峰が現れてきました。 そしてその峰のほとんどが真っ白い雪で覆われていました。
(鳳凰)が話します。
「ジェイよ! こんなところを見たことはないだろう!」
(ジェイ)がその圧倒的な風景と美しさに感嘆しながらも、経験したことのない偉大なものの存在を実感していると、(鳳凰)が更に話します。
「こんな壮大なものにも人間は、あの脚で登ってくるんだ」
「その(こころ)の強さには、(神の使い)の私でも驚くほどだ」
「そんな優れた人間でも、遠い昔、多くの人を支配し、権力を持った(王様)と呼ばれた者が、その力を誇示するために、空を越えるような塔を建てて(神様)の
恵みを忘れてしまったのだ。」
「(神様)はその間違った(こころ)を戒めるために塔を破壊し、人間が人間を統率できないように、互いの言葉を変えてしまわれたのだ。
そのために、それぞれが(自分)が正しいと主張するようになり(戦争)という
大きな争いをするようになったのだ。」
「ジェイ」が尋ねます。
「(神様)はなぜ人間が争うようなことを許されるんですか?」
「鳳凰」
「そうだな!そう思うだろう! (正しい)というこは難解なことだ。
そのことを、今わからずとも、私が与えた力で他の世界を観てくれば、わかるときがくるから、その旅をしてきなさい!」
「ジェイ」
「じゃあ! もっと速く飛んでみよう!」
第12話終了
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