あまちゃん第48話 海に散ったオラの初恋

お座敷列車まであと1週間。
アキちゃんとユイちゃんは仲良く振り付けの練習中

春子の差し入れでちょっと休憩。アキちゃんは先輩やユイちゃんが東京に行くのでいい思い出がひとつもないはずの東京に懐かしさを感じていました。

遠距離恋愛なんかできるのかなあと寂しそうに話すアキちゃん

まだ話の途中でしたがユイちゃんはそろそろ帰ると言い最後に
「先輩ときちんと話したほうがいい。あの人なかなか本音言わないから。」と言い残して帰ります
さすがの鈍感なアキちゃんでも嫌な予感がしてきました

準備室に先輩を呼び出してついに勇気を出してずっと好きでしたと告白します

先輩はありがとうと返事をします。
アキちゃん正式に付き合ってくださいと自分の気持ちをストレートにぶつけます

ごめん。それは無理だと先輩に言われ玉砕したアキちゃん
遠距離恋愛なんて重いですよねと自分に言い聞かせるようになんとか冷静さを保とうとするアキちゃんに先輩ははっきり好きな人がいると言います。
「ずぶんユイが好きだ。つかもう付き合っている。遠距離恋愛バリバリだ」
全く予想もしていなかった展開に呆然とするアキちゃん

先輩は2年生の時からつまりアキちゃんが転校する前からユイちゃんのことが好きでした。
衝撃の事実にじぇじぇとつぶやくアキちゃん。

アキちゃんが潜水土木科に編入したおかげでユイちゃんとも顔を合わせるようになった先輩。
就職して東京に行くことも決まっていたしそれで十分だと思っていた先輩でしたがクリスマスにユイちゃんにアキちゃんに対する煮え切らない態度を注意されたことからさらに意識するようになります。
気にしないようにしていた先輩の不可解な態度を思い出すアキちゃん

次にユイちゃんに声をかけられた時に先輩は勇気を出して告白します
「天野の親友だから遠慮していたけど天野さえいなきゃと考えるのは天野に対して失礼だべ」
やさしくまっすぐで熱い先輩らしい告白です
もちろんユイちゃんは有り得ないと断るそぶりを見せますが先輩がお台場に住むことを知ると付き合ってもいいよと返事をしてしまいます
ただしアキちゃんと内緒で東京に行ったら付き合おうという条件付でした。
この時にきちんとアキちゃんに話をしようと思っていた先輩でしたがアキちゃんは大事な話と聞いて完全に舞い上がってしまいました

天野アキ17歳はじめての失恋
泣きながら自転車こいで気付けば空に浮かんでまた飛び込んでしまいました



アキちゃんにとって最悪の一日でした
北三陸に来てからチヤホヤされ先輩ともうまくいくという根拠のない自信が脆くも崩れ去りました
しかしもしユイちゃんの目論見どおりにアキちゃんに内緒でお座敷列車をやって東京でアキちゃんに黙って付き合ったとしてもうまくいかなかったんじゃないかと思います。
ユイちゃんはずっとアキちゃんに罪悪感を持ちながら付き合うことになりますし万が一アキちゃんにばれると本当に修復不可能になっていたと思います。
先輩がアキちゃんに筋を通して正直に話してきちんとふってあげたことは3人にとってよかったのではと思います

今日のアキちゃん

涙ながらに北鉄ダッシュを決めるアキちゃんです
自転車こいでいるうちに空に浮かび上がって気付いたら落ちてしまう
マンガではよく見る場面ですがそれをこのタイミングで実写化してしかも印象に残る名シーンにしたクドカンさんに脱帽です
出来ることなら一晩でいいからクドカンさんと飲みにいってじっくり話してみたいです