5年3組魔法組「第5話 大好き! 泣き虫先生」

ただでさえ大好きな先生が辞めてしまってショックなのに、その後任の先生が今までの先生のやり方と違うことから猛反発するミコ、学校あるあるな物語ね。
ベルバラおばさんのイタズラをヒントに魔法を使って新しい先生にイタズラをしようとするミコに、先生に対して魔法を使いたくないハテナマンとショーズケが先生の母親の元に行って人物像を知り、新しい先生も好きだった先生と同じ泣き虫だったことを知ったミコが先生のことを思いやるようになる過程はとてもよかった。

学校でスマートフォン教育もそりゃ必要だけど、今の社会に必要なのはこういう子供向けの教育番組だと思う。
身近な話題でさりげなく子供たちに大切なことを伝える、そんなドラマが今何故ないのだろう。

何で辞めてしまったのか、結婚したから、結婚したのは女だから、なんで女だと結婚しなきゃいけないの、東京で結婚すればよかったんだけど、京都の人と結婚したから仕方ない、という子供なりの解釈もよかった。
新しい先生への反発行動に、これでいいのか悩むハテナマンたちもよかったし。
新しい先生が美人というだけで「当たり」というガンモ、ミコの剣幕にたじたじのガンモ、チクワもリアルな小学生って感じでよかった。
「先生じゃなきゃいいのね？」とにやりと笑うミコは怖かったっ。

ベルバラおばさんは本当にイタズラ好きで単にイタズラをけしかけたいのか、それとも今回のように自分のイタズラを元に本当のことに気づかせたいのか、おばさんの立ち位置も面白いよね。

最後にしっぺ返し。ミコの演奏するフルートが音を外し、教室にある楽器たちが勝手に乱れた演奏を始める。
これおばさんの魔法じゃないのかな、マンガンキーの作用で勝手になったのかな。

マジョバッグが普段は小さくなってハテナマンのポケットに収まってることが初めて示された。

☆使用道具:使用者:内容
マジッカー:ハテナマン(呪文)、ショースケ:新しい先生のお母さんのところへ(牧場)。
マンガンキー:ミコ:あの泣き虫先生の菱田先生に今晩お母さんの夢を見せてあげて。そして励ましてあげて。今の願いを全部叶えて。