去る3月11日の東日本大震災で亡くなられた方々に、謹んで哀悼の意を表します。
私は同じ日本の中でも安全な場所にいて、なおかつ復興の支援に直接協力できない人間でありますが、日本中が普段どおりの生活を取り戻せるよう、粛々と仕事に励みながら応援させていただきます。
ダイチ 「やることがないな・・・。」
デンパ 「僕もメガネをとりあげられちゃった。」
アキラ 「僕もです。」
アイコ 「ハラケンやヤサコにも連絡がつかないし、つまんないわよねぇ。」
ダイチ 「あーあ、メガネがなきゃ何にも遊ぶことができないぜ。かーーーっ、太陽がまぶしいぜ。」
フミエ 「そうね・・・。あ、太陽といえば、こないだメガ婆から、『メガシ屋の売れ残りぢゃ』って、こんなものをもらったんだけど。」
ダイチ 「ああん?なんだそれ?」
フミエ 「これ、日光写真って言うんだって。」
一 同 「日光写真???」
ダイチ 「写真って、電池もレンズも何にもないのに撮れるのか?」
フミエ 「ちょっと待ってよね、今説明書を読むから・・・。えーと、光に当てると黒くなる印画紙が入っています、黒い紙で作ったタネ絵を手前に置いて、日光で焼きます。ちょうど良い色になったら、印画紙の薬品を洗い落として、絵を定着させて、水で洗ってぇ、完成っと。」
アイコ 「あ、可愛いタネ絵のサンプルも付いてるぅ。」
ダイチ 「へぇ、おもしろそうじゃんか、それに黒い紙に描けば、どんな絵でも写るんだよな?」
フミエ 「そうみたいね。」
ダイチ 「よし、それなら自分で好きなタネ絵を作ってから、一時間後にまたココへ集合しようぜ。」
一 同 「おー。」
ダイチ 「お、やってるなっ。」
フミエ 「遅かったじゃない。」
ダイチ 「意外と手間が掛かってな。」
アキラ 「できた!一番だ!」
ダイチ 「もう、できたのか、早いなぁ。どれどれ?」
ダイチ 「なんだこれ?」
フミエ 「あんた、これもしかして、サッチー?」
アキラ 「そうだよー、なんか文句あるぅ?」
フミエ 「あまりにも下手すぎて、なにからつっこめばいいのやら。」
デンパ 「次は僕だね。」
ダイチ 「え!?デンパがこんなに早く動くなんて・・・。」
アイコ 「ねぇ、どんなのどんなの?」
アイコ 「なあに?コレ?」
ダイチ 「俺も知らねぇなあ。一体なんだ?コレ?」
フミエ 「あーあー、これはデンパが夢で見たって言っていたイリーガルよね?(ウインク)」
デンパ 「あ、う、うん。そうなんだ。」
ダイチ 「なんだよー、みんなが知ってるようなもん描けよなー。」
アイコ 「別にみんなが知ってなくてもいいじゃないのよ。好きな絵なんでしょ。」
ダイチ 「そりゃぁまぁ・・・。」
フミエ 「あ、アイコもできてるじゃない。見せてよ、ねぇ。」
フミエ 「5?」
ダイチ 「どんだけ5が好きなんだよ!」
アイコ 「へへへ。」
デンパ 「でも、この5・・・。」
アキラ 「向きが逆ですね。」
アイコ 「あああああああああああああああ。」
ダイチ 「タネ絵の置き方をまちがえたんだな。」私が素で間違えました(笑)
フミエ 「どんまいどんまい。それよりダイチのはまだなの?」
ダイチ 「俺様のは金魚ちゃんだ!」
フミエ 「あんた、まだ懲りてなかったのね・・・。」
デンパ 「ダイチが一番うまいよ!」
ダイチ 「えっへん!テクスチャ剥がしと日光写真はまかせとけ!」
フミエ 「フフフ。それくらいの絵で上手いなんて言わせないわよ。」
ダイチ 「なにぃ。それじゃフミエはどんなのを作ったんだよ!」
フミエ 「驚かないでよ、図工の時間に遊んでばかりいたアンタとは違うのよ!」
一 同 「おおおおおおおおお、すげぇぇぇぇぇぇぇ。」
フミエ 「どう?ヘップバーンと昔飼っていたネズミの電脳ペットよ!」
ダイチ 「フミエさま、参りましたぁぁぁぁ。」
フミエ 「やっとわかったようね。私の凄さってものが。」
アイコ 「あれ?この絵?セットの中にタネ絵のサンプルで入っていたわよ。」
ダイチ 「フーミーエー!!」
フミエ 「ははははは、引っかかった引っかかったー。」
デンパ 「楽しいお姉さんだね。」
アキラ 「欲しかったら持って行ってください・・・。」
アイコ 「ねぇ、せっかくだから、この写真をメガネで録って・・・。あ、そうか、メガネがないんだったわ。」
デンパ 「ホント。メガネがないと調子くるっちゃうね。」
アキラ 「でも、メガネがなくても、あんなに楽しそうな姉とダイチさんをみていたら、こっちまで楽しくなってきました。」
アイコ 「ほんと、ひっついちゃえばいいのに。」
アキラ 「それだけは勘弁してぇ~。」
そんなわけで、でんじろうの日光写真キットを使って、メガネをとりあげられた子供たちでもできる遊びのシーンを妄想してみました。
日光写真は35年ぶりくらいですかねー。小学1年生の付録にドラえもんの日光写真がついていたような記憶がありますが、さすがにもう細かいことまでは忘れていました。
たしか、色はもっと青かったような気がしますし、いちいち洗わなくてもいいような気もしました。
ネットで調べてみると、いろんな日光写真があるようですね。写ればいいだけなら、FAXの用紙を感光させるってのもありましたよ。
うん。
価値観の押しつけになっちゃうかもしれないけど、こんな状態だから、普段通りの遊びができなくても、遊ぶことをやめないで、新しい遊びをみつけて遊んでください。
今、この齢になって、何を見たら元気が出るかというと、遊んでる子供たちを見たときに元気が出ますよ。
だから、子供たち全員が安心して元気よく遊べるように、一生懸命普段通りに働きます。
以上 がんばろう日本
話数:24話
ネタ属性:懐かし遊び
キャラ:ダイチ,フミエ,デンパ,アイコ,アキラ
バージョン:NO DATA
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