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磯貝治良という作家を知ったのは、大学生の時だった。
始源の光―在日朝鮮人文学論という本を、だれの勧めだったか勧められて、読んだのがその出会いだった。
正直に告白すると、私は在日朝鮮人文学というものを嫌っていた。食わず嫌いだった。
勝手な先入観が、私を在日朝鮮人文学から遠ざけた。
まだ若かった私の未熟な民族観がそうさせたとも言えるだろう。
私は、この本を通して、在日朝鮮人文学を初めて知ったのだった。
その磯貝治良先生(※普段の非礼をわびながら、ここでは先生と呼びます。)のライフワークは、在日朝鮮人作家を読む会の活動。これが1977年からだから、もう35年続いていることになる。
継続は力なりとの言葉通り、先生は、在日朝鮮人作家研究と評論の分野では右に出るものがいない先生となられたのです。
みなさん、この講演会に、ぜひおいでください。
by maneappa
そして、これも主催者になりかわって、皆さんの参加を心待ちしています。