NPO法人三千里鐵道は、『6.15共同宣言』の趣旨を日本の地において実践するという設立趣旨の下、これまで毎年、6.15共同宣言記念集会をしてまいりました。
今年は、『嫌中憎韓』とまで称されるまでに至った日本の危険な現状を踏まえた討論会を開催することといたしました。多くの皆様のご来臨を賜りますようお願い申し上げます。
6.15共同宣言14周年記念集会
討論会『東北アジアの平和を求めて』
~南北・日韓・日朝の関係改善を求めて~
第一部 基調講演 野中広務先生 日本国 元内閣官房長官
『東北アジアの平和に向けた日本の課題』
林 東 源先生 大韓民国 元統一部長官
『東北アジアの平和に向けた韓国の課題』
第二部 討論会 『南北・日韓・日朝の関係改善を求めて』
討論者 野中広務 日本国 元内閣官房長官
林 東 源 大韓民国 元統一部長官
近藤昭一 日本国 民主党衆議院議員
司会・進行 康 宗 憲 韓国問題研究所所長
日時:7月6日(日) 午後2時開演(開場1時半・終演5時半予定)
場所:名進研ホール 名進研ビル3階
(名古屋市西区名駅2-34-19 名古屋駅より北へ徒歩5分 サンルートホテル北側)
参加費:1000円 (学生無料)
主 催:NPO法人 三千里鐵道 問合せ 0532-53-6999
朝鮮半島の平和と統一を願う世界の人々が歓喜した『6.15共同宣言』から14年の歳月が流れました。
共同宣言を礎石として、2004年には開城工業団地での操業が開始され、2007年5月17日には朝鮮戦争以来分断されていた京義線と東海北部線は試運転にこぎつけ、同年12月11日からは貨物の営業運転が開始されました。なにより、南北離散家族再会事業が定期的に行われ、分断された家族の痛みが南北に分断された民族の痛みであることを知りました。
金大中政権になってすぐの1998年から始まっていた金剛山観光に続き、2007年12月からは開城観光も始まり、多くの観光客が軍事境界線を越えました。朝鮮半島にはついに平和が訪れ、そう遠くない将来、平和裏に統一ができるものと、誰もが信じて疑わなかったあの日々。
しかし、2008年李明博政権になって南北関係は一転、対立と憎悪の時代に逆戻りし、開城工団は閉鎖、金剛山観光と開城観光は取りやめ、離散家族再会事業も途絶えました。
2013年に朴槿恵政権になり、開城工団はかろうじて再開にこぎつけましたが、一度閉鎖の憂き目にあった入居企業の苦闘は続いていますし、また離散家族再会事業も一度開催されましたが、南北関係の改善の動きは依然として遅々と進んでいません。
一方、日韓関係は、かつてないほどに険悪な状態に陥っているというほかありません。
2012年、任期満了間近の李明博大統領の唐突な独島(竹島)訪問は、いたずらに日本のナショナリズムを刺激し、日本にかねてより芽生えていた嫌韓情緒に火をつけ、歴史修正主義者に塩を送る結果となりました。 さらに従軍慰安婦問題にかかる安倍首相や橋下大阪市長などの妄言から、韓日関係は悪化の一途をたどったというほかありません。
また、石原東京都知事(当時)の尖閣購入方針に端を発した領土問題は、『目には目を』式の強硬的対応の応酬の結果、日中関係も悪化し、東北アジアはかつてないほどの緊張を孕んだ地域となってしまいました。
今では、一括りに『嫌中憎韓』と称される書籍が雨後の竹の子のように発刊され、日本の多くの書店では、それらが販促コーナーに山積みされるという事態になっています。
日朝関係は、2002年の日朝平壌宣言によって日朝国交樹立かと沸きたったのもつかの間、安倍首相をはじめとした政治家が拉致問題を自らの政治的野心に利用したがために頓挫してしまったまま、徒に時を浪費しています。
NPO法人三千里鐵道では、この様な東北アジアをめぐるまさに八方塞がりの情勢において、どのようにすれば、東北アジアの平和を実現できるのか、真剣に考えるべく今回の討論会を企画しました。
そのために最も適任であろうと思われる人選をしました。野中広務先生も林東源先生も、この趣旨にご賛同くださり快諾してくださいました。ここに改めて感謝申し上げます。
また、地元愛知県選出で、東北アジアの平和の問題をライフワークにしてこられた近藤昭一民主党衆議院議員にも討論会に参加いただくようお願いいたしました。
司会進行は、三千里鐵道の集会では講演に通訳にとご活躍
いただいている康宗憲韓国問題研究所所長が担って下さいます。
ご期待ください。
今年は、『嫌中憎韓』とまで称されるまでに至った日本の危険な現状を踏まえた討論会を開催することといたしました。多くの皆様のご来臨を賜りますようお願い申し上げます。
6.15共同宣言14周年記念集会
討論会『東北アジアの平和を求めて』
~南北・日韓・日朝の関係改善を求めて~
第一部 基調講演 野中広務先生 日本国 元内閣官房長官
『東北アジアの平和に向けた日本の課題』
林 東 源先生 大韓民国 元統一部長官
『東北アジアの平和に向けた韓国の課題』
第二部 討論会 『南北・日韓・日朝の関係改善を求めて』
討論者 野中広務 日本国 元内閣官房長官
林 東 源 大韓民国 元統一部長官
近藤昭一 日本国 民主党衆議院議員
司会・進行 康 宗 憲 韓国問題研究所所長
日時:7月6日(日) 午後2時開演(開場1時半・終演5時半予定)
場所:名進研ホール 名進研ビル3階
(名古屋市西区名駅2-34-19 名古屋駅より北へ徒歩5分 サンルートホテル北側)
参加費:1000円 (学生無料)
主 催:NPO法人 三千里鐵道 問合せ 0532-53-6999
朝鮮半島の平和と統一を願う世界の人々が歓喜した『6.15共同宣言』から14年の歳月が流れました。
共同宣言を礎石として、2004年には開城工業団地での操業が開始され、2007年5月17日には朝鮮戦争以来分断されていた京義線と東海北部線は試運転にこぎつけ、同年12月11日からは貨物の営業運転が開始されました。なにより、南北離散家族再会事業が定期的に行われ、分断された家族の痛みが南北に分断された民族の痛みであることを知りました。
金大中政権になってすぐの1998年から始まっていた金剛山観光に続き、2007年12月からは開城観光も始まり、多くの観光客が軍事境界線を越えました。朝鮮半島にはついに平和が訪れ、そう遠くない将来、平和裏に統一ができるものと、誰もが信じて疑わなかったあの日々。
しかし、2008年李明博政権になって南北関係は一転、対立と憎悪の時代に逆戻りし、開城工団は閉鎖、金剛山観光と開城観光は取りやめ、離散家族再会事業も途絶えました。
2013年に朴槿恵政権になり、開城工団はかろうじて再開にこぎつけましたが、一度閉鎖の憂き目にあった入居企業の苦闘は続いていますし、また離散家族再会事業も一度開催されましたが、南北関係の改善の動きは依然として遅々と進んでいません。
一方、日韓関係は、かつてないほどに険悪な状態に陥っているというほかありません。
2012年、任期満了間近の李明博大統領の唐突な独島(竹島)訪問は、いたずらに日本のナショナリズムを刺激し、日本にかねてより芽生えていた嫌韓情緒に火をつけ、歴史修正主義者に塩を送る結果となりました。 さらに従軍慰安婦問題にかかる安倍首相や橋下大阪市長などの妄言から、韓日関係は悪化の一途をたどったというほかありません。
また、石原東京都知事(当時)の尖閣購入方針に端を発した領土問題は、『目には目を』式の強硬的対応の応酬の結果、日中関係も悪化し、東北アジアはかつてないほどの緊張を孕んだ地域となってしまいました。
今では、一括りに『嫌中憎韓』と称される書籍が雨後の竹の子のように発刊され、日本の多くの書店では、それらが販促コーナーに山積みされるという事態になっています。
日朝関係は、2002年の日朝平壌宣言によって日朝国交樹立かと沸きたったのもつかの間、安倍首相をはじめとした政治家が拉致問題を自らの政治的野心に利用したがために頓挫してしまったまま、徒に時を浪費しています。
NPO法人三千里鐵道では、この様な東北アジアをめぐるまさに八方塞がりの情勢において、どのようにすれば、東北アジアの平和を実現できるのか、真剣に考えるべく今回の討論会を企画しました。
そのために最も適任であろうと思われる人選をしました。野中広務先生も林東源先生も、この趣旨にご賛同くださり快諾してくださいました。ここに改めて感謝申し上げます。
また、地元愛知県選出で、東北アジアの平和の問題をライフワークにしてこられた近藤昭一民主党衆議院議員にも討論会に参加いただくようお願いいたしました。
司会進行は、三千里鐵道の集会では講演に通訳にとご活躍
いただいている康宗憲韓国問題研究所所長が担って下さいます。
ご期待ください。