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智里山ケーブルカー設置反対、500日の一人デモ

2011年08月05日 | 管理人のつぶやき
ソウル市の北漢山白雲台(海抜836m)において、 智里山国立公園ケーブルカー設置反対・山上1人デモを行っている姿に出会う。ひげを伸ばしたキム・ビョングァン(52)前智異山待避所所長、昨年から数え500日を越えた。

環境部は近い将来国立公園委員会を開いて、智異山・雪岳山・月出山など6ヶ所にケーブルカー設置申請を審議する予定だ。

長い一人デモ期間を持ちこたえているのは、近くの白雲山荘の主人老夫婦の好意で無償宿泊提供があってこそ可能。 しかしお客さんの多い週末には、外で宿泊する。テントや時には路上で寝ることもある。

キム氏は“米のとぎ汁で髪を洗って、冬には凍傷予防に女性生理用ナプキンを履き物の中に入れたりもした”と話す。
‘なぜ私だけしているのか’という疑問と闘いながら…。

●昨年の8月、ぼくは李鳳朝先生とソウル市仁王山に登った。尹東柱の詩碑のある頂きでノムヒョンの愛したマッコリを酌み交わしながら、楽しいひと時を過ごした。
眼下に広がるソウル市内、目の前に北岳山、そして首都を囲むように聳えていた北漢山を眺めながら…。
ソウル市民の愛する登山コースに、500日に及ぶ時を一人佇む男のすがたから、智里山をこよなく慈しむ、そしてその美しさを「開発」の名のもとに蝕もうとするウジ虫どもに対する怒りを、ぼくは見る。N

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