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総合進行役・康宗憲氏挨拶
本日の司会進行を務めることになりました康宗憲です。
先ほど、理事長からご挨拶がありましたように、今日は日ごろ皆さんが、朝鮮半島の平和、統一、あるいは、在日同胞として抱えているいろんな問題、そうしたことについて、制限なしに意見を述べ、直接ここで民主主義を実践していく場となればと思っています。
朝鮮のことわざに、「船を漕ぐ漁師がたくさんいると、船は山に登ってしまう」ということわざがありますが、あまり協調性を持たずに言いたいことを言い出すと、どこに行くか分からないという意味だと思います。が、それが山に登ってもいいと思っています。それを再び川に引き戻せばいいわけですから。 山に行ってこの道は間違っていたんだなあと気付くだけでも、意味のあることだと思っています。
政治は誰か特別な人がやることではないと、私は常に思っています。 政治は政治家の占有物ではなく、私たちの一時的な代表として、議会に出た彼らが仕事をしているだけであって、世の中のことに一番関心を持って見守っており、意見を出したいと思うのはそこに住んでいる私たち普通の人間のはずです。今日はその一般の普通の人間として、一番常識的な考えをぶつけて頂きたいと思います。
朝鮮半島の平和が、今日の主題になっております。 何でもいいので話をして下さいというのでは、ちょっと取り止めが無いので、私のほうで4つぐらいにテーマを絞りたいと思います。
まず、第一番目に、現在南北関係が非常に良くありません。去年3月には、南の哨戒艦が沈没しました。それを韓国政府は、北朝鮮人民軍、北の魚雷砲撃によるものだと調査報告書を発表し、(今日の資料にもありますが)イ・ミョンバク大統領は、北を猛烈に批判し、「謝罪をしなさい」、「責任者を処罰しなさい」、対抗処置をとる、全ての南北関係を断絶する、という国民談話を発表しました。これに対して北は、「我々は一切、関与していない」、「それを立証するためにも、合同で調査をしようじゃないか」と提案をしましたが、南は受け入れず、南北の主張が根本から対立しております。この3月の哨戒艦沈没事件を受けて、南北関係は軍事的に緊張が高まる状況になり、その影響で11月には、西側海域の延坪島という島に、朝鮮人民軍が砲撃を加えるという砲撃事件が起きました。 現在、南北関係は非常に悪化しています。
最初は、「なぜ南北関係はこのように悪化してしまったのか。 どうすれば、以前の政権である金大中政権、ノ・ムヒョン政権のときのように良好な関係に改善することができるのか?」、これが、第1番目のテーマです。
2番目のテーマは、朝鮮半島は何故こんなにも軍事的な緊張がずーと続くのか。どうすれば平和を達成することができるのか。それが2番目です。朝鮮半島の戦争と平和について、考えていきたいと思います。
3番目のテーマは、朝鮮半島を取り巻く国際関係について考えたいと思います。先日、北の指導者が、中国を訪問した、そのことに関して、日本のマスコミではいろんな推測がありましたけれども、しかし、あまり的を得たような評論ではなかったと思います。…朝鮮半島の2つの国家が、それぞれどのような国際関係、国際政治を展開してきたのか。 周辺国との関係を平和と統一を想定したときに、どのように設定するのが良いのか、ということが、3番目のテーマです。
4番目は、では我々在日韓国朝鮮人、在日同胞の立場で、祖国とどのような関係を創っていくべきなのか、平和と統一という問題を想定したときに、祖国との関係はどうあるべきなのか。来年は初めて、韓国籍の保有者は、投票権を行使する機会を持つことができます。 直接、本国の政治に参与する道が開かれた歴史的な転換点に立ちます。そういったことを踏まえて、在日同胞が祖国との関係をどのように創っていけるのかということ。
このような各テーマを、日本との関係を含めて発言して頂きたいと考えています。
本日の司会進行を務めることになりました康宗憲です。
先ほど、理事長からご挨拶がありましたように、今日は日ごろ皆さんが、朝鮮半島の平和、統一、あるいは、在日同胞として抱えているいろんな問題、そうしたことについて、制限なしに意見を述べ、直接ここで民主主義を実践していく場となればと思っています。
朝鮮のことわざに、「船を漕ぐ漁師がたくさんいると、船は山に登ってしまう」ということわざがありますが、あまり協調性を持たずに言いたいことを言い出すと、どこに行くか分からないという意味だと思います。が、それが山に登ってもいいと思っています。それを再び川に引き戻せばいいわけですから。 山に行ってこの道は間違っていたんだなあと気付くだけでも、意味のあることだと思っています。
政治は誰か特別な人がやることではないと、私は常に思っています。 政治は政治家の占有物ではなく、私たちの一時的な代表として、議会に出た彼らが仕事をしているだけであって、世の中のことに一番関心を持って見守っており、意見を出したいと思うのはそこに住んでいる私たち普通の人間のはずです。今日はその一般の普通の人間として、一番常識的な考えをぶつけて頂きたいと思います。
朝鮮半島の平和が、今日の主題になっております。 何でもいいので話をして下さいというのでは、ちょっと取り止めが無いので、私のほうで4つぐらいにテーマを絞りたいと思います。
まず、第一番目に、現在南北関係が非常に良くありません。去年3月には、南の哨戒艦が沈没しました。それを韓国政府は、北朝鮮人民軍、北の魚雷砲撃によるものだと調査報告書を発表し、(今日の資料にもありますが)イ・ミョンバク大統領は、北を猛烈に批判し、「謝罪をしなさい」、「責任者を処罰しなさい」、対抗処置をとる、全ての南北関係を断絶する、という国民談話を発表しました。これに対して北は、「我々は一切、関与していない」、「それを立証するためにも、合同で調査をしようじゃないか」と提案をしましたが、南は受け入れず、南北の主張が根本から対立しております。この3月の哨戒艦沈没事件を受けて、南北関係は軍事的に緊張が高まる状況になり、その影響で11月には、西側海域の延坪島という島に、朝鮮人民軍が砲撃を加えるという砲撃事件が起きました。 現在、南北関係は非常に悪化しています。
最初は、「なぜ南北関係はこのように悪化してしまったのか。 どうすれば、以前の政権である金大中政権、ノ・ムヒョン政権のときのように良好な関係に改善することができるのか?」、これが、第1番目のテーマです。
2番目のテーマは、朝鮮半島は何故こんなにも軍事的な緊張がずーと続くのか。どうすれば平和を達成することができるのか。それが2番目です。朝鮮半島の戦争と平和について、考えていきたいと思います。
3番目のテーマは、朝鮮半島を取り巻く国際関係について考えたいと思います。先日、北の指導者が、中国を訪問した、そのことに関して、日本のマスコミではいろんな推測がありましたけれども、しかし、あまり的を得たような評論ではなかったと思います。…朝鮮半島の2つの国家が、それぞれどのような国際関係、国際政治を展開してきたのか。 周辺国との関係を平和と統一を想定したときに、どのように設定するのが良いのか、ということが、3番目のテーマです。
4番目は、では我々在日韓国朝鮮人、在日同胞の立場で、祖国とどのような関係を創っていくべきなのか、平和と統一という問題を想定したときに、祖国との関係はどうあるべきなのか。来年は初めて、韓国籍の保有者は、投票権を行使する機会を持つことができます。 直接、本国の政治に参与する道が開かれた歴史的な転換点に立ちます。そういったことを踏まえて、在日同胞が祖国との関係をどのように創っていけるのかということ。
このような各テーマを、日本との関係を含めて発言して頂きたいと考えています。
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