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写真ー今回公開される大作「仮面舞」。撮影ー堀正雄
★明日ニュースレター19号発送準備をします。早ければ年末、遅ければ正月3ヶ日中には届くはずです。8面の記事と、チラシを紹介します。チラシは技量不足でボケていますが、なかなかの出来です。協力いただける方、一報くだされば別途送付いたします。 N
老画伯が生涯をかけた大作「仮面舞」、豊橋市で初公開!
今回の大回顧展では、静物・人物・風景などの油絵80点あまりと、画伯の生涯をかけた大作「仮面舞」が初公開される。
これまで画伯は多くの仮面舞を描かれた。どの仮面舞からもその色彩のみならず、民族のリズム、庶民の息づかいや生活音まで聞こえてくるような臨場感が感じられる。
「今回の大作はいつ頃から創作を決意され、大回顧展に賭ける想いは?」との質問に、画伯は80歳を迎える年に決意し、8年の歳月をかけ描きあげたと話された。そして「仮面舞」にかける想いについて
「仮面の下に息づく民衆の喜びと怒り、願望と未来への希望を描きたかった。その昔東北アジアの平原を駆け抜けたコリアンの雄姿、どのような苦難にも消えることなく今も受け継がれている民族の魂を込めたかった。」と、淀みなく応えられた。
セザンヌを志し日本に来た少年は、今年88歳の米寿を迎える。異国の地で亡国と分断を目の当たりにしながら画伯は、西洋の油絵に誰も真似ることの出来ない孤高の世界を創り上げた。そこに私たちは、民衆の魂とエネルギーへの透徹した信念を見る。
編集部は、三千里鐵道運動発祥の地・東三河から、呉炳学の世界を日本と朝鮮半島の南北、そしてすべての画の愛好家と市民に向けて発信できることを、皆様と共に喜びたい。
心よりご来場をお待ち申し上げます。
開催期間 2012年2月7日~2月12日
場所 豊橋市美術博物館
主催 呉炳学大回顧展実行委員会
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