「賢者は歴史に学ぶ」
ここでは歴史に学ぶ要素を数多く取り入れました。
その理由は「誰でも高利益を挙げられる経営の王道」があるからです。
それが職分の徹底です。美容業の職分とは美容業を行う上で果たすべき職務の内容・責任・職責を言います。
つまり、「当り前のコトを徹底する」ということで、何一つとして難しいことではないのです。
最近は多くの美容師が、この職分を見失っているように思えてなりません。
一例を挙げますと、ホームページに載せられている各店の美容師のユニホームに如実に表れています。
「誰が客で、誰が美容師か」見分けが出来ないコスチュームです。
また、カットクロスを使い回しされている美容店を多く見かけます。
『顧客の身体に触れる用具は、これを一客毎に取り替えること』(美容施行細則)
これは言わば業務上の法律でこれを『見える化』を図ることが大切です。
何故ならハイブローと言える客層は、常に一流に触れています。
従って、そのサロンが「一流か二流か」を無意識の内に判断する感性を持ち合わせている訳です。
約50年前までは美容師は女性が主で、仕事着は着物に白の割烹着でした。
この職分を追及したコスチュームは多くの贔屓客を得て高利益の挙げていました。
つまり、我が世の春を謳歌した美容業でした。儲かる経営をやっていた訳です。
「旨味のある業界」に人が集まるのは世のならいで、やがて男性も美容師になる時代となります。
当初は白衣着用が常識でしたが、やがて「普段着で接客」する美容師が蔓延します。
そしてバブルの到来は美容業の飽和を招き現在に至ります。
明日に続きます。
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