28.マネ(模倣)。
模倣は人間の成長履歴。赤ちゃんは、やがて箸を使ってご飯を食べるようになります。これは、教えられて学ぶのではなく、マネして覚えているのです。
スポーツの選手は、目指そうとする選手のマネをするといわれます。
憧れの選手になりきって、練習のときも試合の時も、そして寝床の中で
も、「あの人だったら、どういう行動をとるだろうか」と考えなが
ら憧れの選手に近づこうとします。
やがて、その人のレベルになったら、そこから自分の独自色に磨きがかかり、オリジナリティーが出てきて独自固有の魅力となります。
ビジネスにおいても同じことです。「誰かのマネ、誰かのやり方をヒントにして」自己変革を図ることは賢明な方法です。
成功する一番の近道は、既に成功している人の「マネをすること」です。自分の本性になるまで、その人の思想や考え方や行動、または、生き方をマネルことが成功への近道です。
世の中には自分よりも、はるかに優れた先人達がまとめてくれた、「理論」・「哲学」・「経験則」・「法則」・「思想」・「テクニック」等が存在します。
それは、ビジネスの分野でも、人生の生き方の分野にも存在します。先人の教えを学ぶ(マネ)のが、最も効果的で最短の成功ルートです。
マネすることの価値を理解して、次のことを学習しましょう。
●「効果的な経営に必要な考え方」
●「戦略の構築の仕方」
●「効果的な戦術のノウハウを学ぶこと」
以上が最もリスクを抑えて成功できる手段です。
これらは書籍からでも見つけることができます。
書籍から見つける場合は、ある分野に興味を持ったら、その分野に関する書籍を2~3冊買い集めます。それらを読んでいくと、徐々にその分野の本質が見えて来ます。そして、自分が共感・共鳴する書籍に出会ったら、その著者の著作を全て入手して活用するという方法です。つづく