(23)、価格は三段階を提示。
ある商品を販売する際にはメイン商品の前後に、より低い価格の商品と、より高い価格の諸品を用意します。そうすれば、真ん中の価格の商品を選ぶ人の傾向が高くなります。
貴方のサロンでは、同じメニューに対して何種類の価格を提示していますか? この場合、価格の選択肢が多過ぎると「どれを買おうか?」と選ぶことに迷われることになります。
しかし、一つだけの価格であれば選びようがありません。「どれを買うか」ではなく、「買うか」・「買わないか」といった思考になります。
よく、「松・竹・梅」的な単純な価格提示をしているサロンがありますが、これではお客に対して不親切です。
大切なことは、価格が「違う理由」を分かり易く提示することです。
例えば、弊社の美容部の一部のメニューは三段階に分けています。
そして、それぞれの、
◎「商品(技術メニュー)の特長」。
◎「使用する消費材」。
◎「作業に要する時間」。
◎「価格」。
以上の四点を分かり易く提示して、お客の「選択」の判断基準となるように努めています。この場合、上位二つのメニューは、顧客に優越感を抱いて頂く目的から演出を凝らし、一般的な施術料の倍額の価格とします。
但し、弊社サロンでは、ある時期から「一つのメニューに対して、一つの価格」としました。この時期は「弊社の施術料が他店の平均的な施術料の倍額となった時」でした。
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