35.小規模にテストする。
明日のことは誰にも分かりません。「明日のことは分からない」ということをベースにした「思考」は、どのようなビジネスにも当てはまります。
どんなに市場調査をしても、どんなに優れた商品を持っていても、ビジネスの世界において、その商品・そのサービスが、「的を射ているかどうか」は誰にも分からないのです。
大企業なら、一つ二つの事業でまとまった損失を出しても生き残っていけますが、中小個人の経営体ではそうは行きません。
明日のことが誰にも分からないから、一つの商品やサービスに全経営資源を投入するのは危険なのです。
売り上げの目安が立たない期間の無理な先行投資は危険なのです。
だから、先ず小規模にテストする必要があるのです。
小規模にテストして、「アタリ」が見つかったら、初めてそこに資源と能力を投入します。だからこそ、仮説を立て、小さくテストマーケティングを実施して、結果を検証することが大切なのです。
テストマーケティングの手順
1.課題の発見・・研究とは、何とかすべき事があって、
2.事実の研究・・どのようにしたら効果的かを調べてみて、
3.仮説の設定・・重要なポイント(仮説)を見つけて、
4.仮説の検証・・その仮説を実験(試して)してみて、
5.対策・・・・・・・・最後に対策を立てる(システムの完成)。
以上のようなプロセスを踏んで経営に取組むことが大切であり、
研究とは物事に取り掛かる時の最も合理的な方法です。
つづく
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