(ここでは「顧客心理」について認識して頂くために、心理学的見地から紐解いてみます)。
目次
はじめに
1.利益を高める秘訣とは何か?
2.戦略を持った経営。
3.「モノ余り時代における商品(技術)の販売」
4.自店の強みは何かを知る。
5,顧客の反応を高めるチラシづくり。
6,アクセサリーとジュエリーの違い。
7.次の点検で、貴方のお店の未来が見えます。
8.人通りの多いところに店を出せば儲かる?
9.人間心理の理解が、サロン繁栄の核。
サロンの集客活動は、「二の次」です。
はじめに
ここでは美容業に於ける「集客と固定客化」の特異性に関して、その理解を深めるため、「顧客心理」の見地から紐解いてみます。度々述べますが美容サロンに見える顧客は「一度の不満で次の来店は無い」ということです。
したがって、お客に「高い顧客満足」を感じて頂ける受入態勢の整備が不可欠になります。ここを疎かにして集客に力を入れては「ザルの水」です。つまり、「不満を感じられた客は、次の来店は無い」ということです。
ですから、如何にして顧客に感動を与え、「再来店して頂くか」。つまり「リピート率を高めることを最高戦略」とする明確な目標が不可欠となります。そのためには自店独自の「感動を与える要素」を積重ね、経営に携わる全員が実行できるよう「システム化」することから始まります。
「顧客感動」の重要性はサロンの大小は関係ありません。むしろ、小さなサロンほど小回りの効いた感動の演出が出来やすいものです。
それらを自店固有の強みになるレベルへと引き上げ、地域顧客層に認知させて行くことが「繁栄の核」となります。そこで、「お客様に良い印象を与えるためには」どのように対応するかが課題となります。
人は、それぞれ自分なりの価値観を持っています。この「価値観」が、その人の「行動・態度」と密接に結びついています。
例えば、「自由・平等・人間の尊重」といったことに対しての価値を重視する人は、子供や女性・老人など「社会的弱者」とされる人たちに対して非常に優しい行動が自然に執れています。
一方、「商いの本質を理解している人」は、顧客に対して親密な態度で接しています。つまり、「おもてなしの心を形に表す行為」が出来ています。これは「商いの本質」についての「学び」を重ねた結果です。
つまり、その人の「行為・態度」は、その人の「心の表現」であり、仕事に対する「価値観の表現」です。そのような挨拶が出来るということが、即ち、そのサロンが発信する「コンセプト」であり、これが他店との「差別化の核」となります。このような「精神的な満足」の提供が、「サロン繁栄の条件」となります。
明日の続きます。