内分泌代謝内科 備忘録

発熱性好中球減少症のガイドラインについての総説

発熱性好中球減少症のガイドラインについての総説

J Oncol Pract 2019; 15: 25-26

米国臨床腫瘍学会 (American Society of Clinical Oncology: ASCO) と米国感染症学会 (Infectious Disease Society of America: IDSA) は 1997年に 発熱性好中球減少症 (febrile neutropenia: FN) の一般的な治療についての診療ガイドラインを発表し、2011年に改訂した。

このガイドラインでは入院加療を前提としていたが、リスク層別化により、一部の FN 患者は安全に外来で治療できるようになった。そこで、2017年に ASCO と IDSA は外来における FN の治療についての診療ガイドラインを発表した。

一方、高用量の細胞毒性化学療法や造血幹細胞移植など FN のリスクが高い場合には予防的に抗菌薬投与が行われている。2018年には ASCO と IDSA は抗菌薬予防投与についての診療ガイドラインも発表している。

FN のリスクの層別化ツールとしては、Talcott's rule や Multinational Association Supportive Care in Cancer score、Clinical Index of Stable Febrile Neutropenia などがある。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6333383/#!po=3.12500

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「血液」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2022年
人気記事