i Padをカメラとして使うときに、
本体に触れずに
手元のスイッチでシャッターを切る方法がないかと
いろいろ調べてみたら、
「i Padタッチャー」なる優れ物を発見しました。
カメラのシャッターばかりではなく
ブックのページめくり、ドラムなどの楽器、
プレゼンのスライド切り替えなど、
タップのみで使えるアプリなら殆ど利用できそう。
面白そうなので、作ってみました。
<材料は>
100均(シルク)で見つけた小型アンプ
ボタンスイッチ、3Vリレー、3.5mmジャック、銅板少々
<動作原理は>
タッチパネル上のアイコンの位置に小さな銅板を貼り
そこにリレーを介した1mの導線を接触させることで
銅板の静電容量を大きく変化させ、
人の指がタッチしたと同じ状態をつくります。
回路図はこんな感じになります。
<製作の様子>
ケースを開け電池ボックス以外の基板等を外します。 蓋にはスイッチ用の大きめの穴を開けます。
穴にスイッチを付けて、ケース内部の配線をします。中はたったこれだけ、
元のコードを再利用しています。プラグに直づけしたり、ちと見苦しい(*^_^*)。
L型に曲げた銅板をリレーに取り付け、リード線を配線します。
一応、右が完成図です。3.5mmのジャックは外部スイッチ用です。
銅板はテープ等でアイコンの位置に貼り付けます。
マスキングテープや傷用のカットバンなど、タッチパネルを傷めないものがいいです。
ボタンを押すと、カチっとリレーが反応しアイコンが開きます。
当然のことながらスマホにも使えます。
少々見えにくいですが、タッチ部の銅板はバンドエイドで貼ってあります。
<追記(6/22)…>
その後、家庭用の低周波治療器の消耗品として売られている
ゲル状のパット発見。
それを小さく銅板の大きさにカットして貼り付けたところ
ほぼ完璧な iPadタッチャーになりました。
<追記(7/30)…>
さらに、こんなものも作りました。画像クリックで見てください。
<追記(9/26)…>
リレーの接続についての質問がありましたので、簡単に図にします。
(使ったリレーは「Y14H-1C-3DS」、秋月で1個70円かな?)
リレー裏面から見た図です。
スマホの右側の写真と合わせて見てください。
<追記(2016.2.5)>
3年半ぶりに書きます。
コメントにある”不安定さ”を改善するために、現在使っているタッチャーは写真のように
スイッチに小さな銅片を貼り電池のマイナス側につないでいます。
スイッチを押すたびに回路内の静電気が、指を伝わりアースに逃げています。
ジャックを使って、個人用のスイッチをつなぐ場合もスイッチのタッチ部に導電性を貼り、
導線で回路につないでいます。
さらに、マイクロスイッチさえも押すのが困難な対象者用に
”ELEKIT”の静電容量式タッチセンサーと
リレーボードをに組み込んだ、触れるだけで反応するタッチャーも使っています。
ハンドベルアプリをタッチセンサーで鳴らしています。