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友の認知症

2016年10月02日 | 友人
友は二所帯住宅に住み
何不自由なく暮らしている、私より四つ年上で電車で5駅離れた所に住んでいる。

3年前 物忘れがひどいのだけど、何か良い薬ないかしら?
と友が電話してきた。
まさか認知症の予兆とも知らず簡単に考えて
丁度テレビで紹介していた物忘れに効くというエッセンスを
電車に乗って二人で買いに行きました。
買い物は余分ね。といいつつレストランに入ってお喋りに花が咲き デザートも美味しかった事。

しかしそれから1年も経たないうちに 
友が子供の頃の事を、電話で何度も何度も同じ事を話すようになりました。

そして最近は「一度遊びに来てよ」と言う。
何度もお宅に出向いてお喋りしたのに忘れているらしい。
目で実際の状況を知りたくて「寄るよ」と電話すると 今日は都合が悪いと断られる。
 
「一緒にカラオケに行こうよ」と誘われるが どうもデイサービスらしい。
共通の友人に聞いても私に対するのと同じ対応らしい。

まだ忘れてる事より覚えてることが多いので電話での話も出来るけど
同じ話ばかり聞くと流石に疲れる時もある。

友はご主人を9年前に亡くされ今も二所帯住宅で息子さんたちと住んでいます。
子供さんたちも優しいけど も少し症状が重くなると
お金はあるので施設に入るようになるのかしら。

まだ若いのに・・・。他人事ではなくなりました。

長いお付き合いで一緒に旅行に行ったりカラオケに行ったり、私には欠かせぬ友ですが
もう一緒に行動することは出来ないでしょう。
病気になったことは本当に寂しいのです。

公園のお花畑にモンキアゲハが舞っていました。