ジキル&ハイド、CDで我慢しています。
一番最初のヘンリー・ジキルの曲で作品の趣がだいぶ変わってきます。
韓国&ブロードウェイ版ダイジェスト版「Lost in the darkness」に対して
ドイツ語圏ブレーメン&ウィーン「Ich muss erfahren」と
アメリカ2枚組アルバム版の「I need to know」。
「Lost in the darkness」は、曲の終わり「Good night, father」と
最後に「お父さん」への呼びかけで終わります。
これにより、ヘンリー・ジキル像が異なります。
「お父さん」というセリフがあるだけで、あら不思議~♪
ヘンリー・ジキルは、お父さん思いの孝行息子に変身~♪
研究も、もちろんお父さんのため。
英語のブロードウェイダイジェスト版では、
「a brilliant young doctor」の設定。
そして、「Lost in the darkness」タイトルからも、
ジキルの迷いが見えるのです。
ドイツ語圏になると、ウィーン、ブレーメンどちらにしろ
「ein junger ambitionierter Arzt」で、
若くて、野心があり、そして「I need to know」で、迷いが無い。
ヒロインの名前がEmmaか、Lisaか
刺されるか、撃たれるかという違いのほかに、
ジキル像も異なっているように思います。