CADCAM冠とはハイブリッドレジンというレジンとプラスチックを合わせたブロックを
コンピューターで設計し、機械で削り出した被せ物で
最初は小臼歯しか適用できませんでしたが
年々使用できる範囲が広がってきています
インレー(主に奥歯の比較的小さな虫歯治療に用いられる、部分的な詰め物)にも
令和4年4月から適用できるようになりました
下の写真が当院でのCADCAMインレーの治療例です
左が治療前で右がCADCAMインレーで修復したものです
令和5年12月から第二大臼歯にも被せ物として使えるようになりました
上の2枚の画像は削り出した直後です
上の2枚が研磨したものです
CAD/CAM冠は銀歯やセラミックと比較すると
強度は劣り、歯ぎしりや食いしばりが強い方には向きません
銀歯やセラミックに比べてはずれやすい面もあります
審美的にもセラミックほど色のバリエーションがなく
最初は艶があってもだんだんと表面が劣化し艶がなくなっていきます
みなさんに合う万能なものではありませんが
比較的安価(保険適用)で審美性の回復ができるという面では
メリットが大きいのではと思います
現在当院では第2大臼歯への適用は行なっておりません
一番噛む力が集中するところであり
割れたり外れたりする心配があることと
出たばかりなので信頼性を感じていないからです
いいものならいずれ当院でも採用する予定です
その時はまたご案内します
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