![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/53/a931b73603f05f838076c09e7ec8402c.jpg)
★ 額田女王 /井上靖
久しぶりの書評?になりますね。
まあ、いきなり、井上靖の本を読み出したわけではありません。
1981年にNHK特集で「シルクロード」というシリーズが放映されていました。その取材を行ったスタッフとともに「井上靖」も同行し、その時の紀行を綴った本が妻の実家にあったのをもらってきたというのが契機となっています。
1981年当時は、新入社員でTVを見る機会が殆どなく、この「シルクロード」シリーズを見ることはありませんでした。覚えているのはテーマ音楽が「喜多郎 」のシンセサイザーだったかの演奏で、異次元というか遠い場所のイメージさせる雰囲気があったことくらいでしょうか。
紀行本は、全6巻あり、井上靖が紀行文を載せているのは3巻ある。
まあ、有名な著作の題名である「敦煌」等は、映画にもなったくらいで、彼が西域に関して、当時日本の第一人者と言っても過言ではないでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/eb/1a7a9e45395e34155a7283459b4a8396.jpg)
前段が長くなってしまったが、そんな訳で、井上靖の著作を読み始めました。
「敦煌」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/c2/fbdde23010c01b89054fcdce30fc8d6a.jpg)
「楼蘭」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/a7/1491389c4d10b7d2a197c10be9f09dcf.jpg)
「西域物語」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/91/980cf2753fd0c46e94707a8dc2cece59.jpg)
中々読み応えがあり、楽しく読めた。
そうしているうちに日本の歴史ものもあることを知る。
その中で、興味を持ったのが「額田女王」でした。
「あらすじ」を述べて良いのか、ちょっと考え物ですが、すこしだけ
中大兄皇子・大海女皇子の二人からの愛を受ける額田女王。額田は二人の皇子に対し、「神の声を聞く者」として振る舞い、ある一定の距離を置くという不思議な立場を取る。これだけでも、目立ちそうなのに、うまく宮中の近くに仕える。やはり「巫女」としの存在感が大きかったのでしょう。
時代背景としての、中国大陸・朝鮮半島情勢の動向に揺れる政府、度重なる遷都と民の動揺なども興味深く読めました。
【タグ】 額田女王 井上靖
シルクロード 喜多郎
敦煌 楼蘭 西域物語
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2014-01-26 18:09:31
久しぶりの書評?になりますね。
まあ、いきなり、井上靖の本を読み出したわけではありません。
1981年にNHK特集で「シルクロード」というシリーズが放映されていました。その取材を行ったスタッフとともに「井上靖」も同行し、その時の紀行を綴った本が妻の実家にあったのをもらってきたというのが契機となっています。
1981年当時は、新入社員でTVを見る機会が殆どなく、この「シルクロード」シリーズを見ることはありませんでした。覚えているのはテーマ音楽が「喜多郎 」のシンセサイザーだったかの演奏で、異次元というか遠い場所のイメージさせる雰囲気があったことくらいでしょうか。
紀行本は、全6巻あり、井上靖が紀行文を載せているのは3巻ある。
まあ、有名な著作の題名である「敦煌」等は、映画にもなったくらいで、彼が西域に関して、当時日本の第一人者と言っても過言ではないでしょう。
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前段が長くなってしまったが、そんな訳で、井上靖の著作を読み始めました。
「敦煌」
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「楼蘭」
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「西域物語」
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中々読み応えがあり、楽しく読めた。
そうしているうちに日本の歴史ものもあることを知る。
その中で、興味を持ったのが「額田女王」でした。
「あらすじ」を述べて良いのか、ちょっと考え物ですが、すこしだけ
中大兄皇子・大海女皇子の二人からの愛を受ける額田女王。額田は二人の皇子に対し、「神の声を聞く者」として振る舞い、ある一定の距離を置くという不思議な立場を取る。これだけでも、目立ちそうなのに、うまく宮中の近くに仕える。やはり「巫女」としの存在感が大きかったのでしょう。
時代背景としての、中国大陸・朝鮮半島情勢の動向に揺れる政府、度重なる遷都と民の動揺なども興味深く読めました。
【タグ】 額田女王 井上靖
シルクロード 喜多郎
敦煌 楼蘭 西域物語
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2014-01-26 18:09:31
日南町に「野分けの館」という記念館がありますが、昭和20年に大阪の戦火を逃れるために家族をこの町に疎開させていたそうです。
これが縁でみずからもしばしば日南町を訪れ、中国山地の印象をあらわした「通夜の客」「野分」の小説が生まれたようです。
義父が井上靖が好きで、シルクロードシリーズの本を買って読んでいました。
週刊誌が愛読書の私は(笑)、妻の実家に行っても棚に置いてある本の背表紙しか見なかったですが、今度行ったときに探してみようかな。
日南町の記事をあわせてTBします。
井上靖ゆかりの地に、「野分けの館」があるとのこと。
松本清張文学碑ともども日南町に行けたら
行ってみたいですね。