昨日も沢山のケースが報告されましたが、特に取り上げるべきは次の二つでした。
一つは、高卒認定試験から1年、第一志望の大学に見事合格し、再び、人生をリセット、レールに乗るという快挙、素晴らしい報告もあり、皆さんを元気づけて戴きました。
引きこもり離脱の根本解決は、学歴でも資格でも、稼ぐことでもありません。人間性にあります。
これからは、二度と、引きこもることにないように、人間性を磨くことを重視されることを祈念します。
もう、一つは、子の暴言による親が、トラウマを抱え、疲弊されている内容でした。
親が解決に向き合い、親として言うべきことを言えば、必ず、衝突はあります。
私を含め多くの親が失敗してきたことです。
子供がここ至るまでの努力を正しく理解・評価した上での発言であれば、素直に子供の心に響くことですが、
往々にして、結果のみから指摘・助言してしまう失敗です。
誰でもが、失敗を惨めてと思っているところを、その過程の努力を称賛してくれず、その結果への評価・対応には親子ならでの怒りが噴出してしまいます。
言われて見れば、当然至極ですが、親も時間に追いまくられる生活をしている現実もあり、親子なんだから、もう、小学生や中学生ではないのだから、大人の対応してと子に対する甘えもあります。
そうした積み上げられた過去への恨みつらみに遠因があることも思いをはせることが大切です。
現実、水に溺れている状況の親子関係に、浮き輪を投げ与え、一呼吸、冷静にしてくれるが勉強会でもあります。
トラウマは、親にも子にも、深刻です。その克服には時間と強い意志も必要です。
体力、気力が萎えていくと、頭をもたげてくると言うのが実感です。
電話の音に怯えたり、ドンとかパタンとか大きな音にも未だに怯えます。
ある意味では、老いと共に深刻になるとも思われます。
お子さんの才能と時間(若さ)を失わせるには、人生惜し過ぎる。
あの時、親は何をしてくれたと言われない為にも、一刻も早い解決が求められます。
それには、先ず、気力を充実さてせ、もう一度、向かい合う時間と誠実な対応から始められることが肝要かとも思いました。東京A