不登校ひきこもり支援のNPO法人 FIRST STEP 経験のある親たちが悩める若者のために立ち上げました

R3年現在でファーストステップは20年の実積があります。HPはhttps://1st-step.tokyoです。

幸せについて

2013-01-18 | 参加者の声
 幸せについて
 最近、「自分は、幸せ」と感じる若者達が増えたという。
しかし、自分の将来については、明るさを感じることは出来ないという。
 これでは、日本の将来は、債務超過のギリシャの様になると、と指摘をする年寄り達が多い。

 年寄りである自分を振り返ってみれば、若い頃、幸せという言葉は、余り使われていなかったように思います。
というのは、言葉として「結果としての幸せ」という言葉は、人生の終わりには、あるとは思っていましたが、当時は、言葉の使い方として、幸せという言葉を口にすることは、なかったと様に思います。
 若い時、よく使われていたのは、過程としての「やりがい」とか、「充実」という言葉でした。
ですから、先ず、これからという若い人たちが、幸せという言葉をよく使うことに奇異を感じ、それを理解することは出来ません。

 もし、この若者たちを理解するとすれば、確かに、今の時代、やりたいことも、中々挑戦しても、出来ない時代であり、出来ない諦めの中で、「これでも幸せ」と時代環境を受け入れ、環境に適合している姿なのかなと思ったりします。
 こうした大多数の人たちとは別に、日本が駄目なら海外でと、先日のテレビ番組では、カンボジャで養豚業にチャレンジする若い女性がテレビで紹介されていました。
その女性は、養豚業の経験もなければ、着る物にも、お化粧にも関心なく、今欲しいものは、ブタの餌と、私から見れば、将来に対してノウテンキで、明るく、何の心配事なく、屈託なく行動的でした。
 この明るさが、どこから産まれるのか、今まで、苦労らしい苦労もなかったのだろうな、本当に、うらやましくも、不思議な思いがしました。東京A