不登校ひきこもり支援のNPO法人 FIRST STEP 経験のある親たちが悩める若者のために立ち上げました

R3年現在でファーストステップは20年の実積があります。HPはhttps://1st-step.tokyoです。

 勉強会、参加者の皆さん、ご苦労様でした。

2014-10-19 | 参加者の声
今日は、どこのお子さんでも、社会に出て最初に、つまづくのは、社会常識。
 今日のお話では、具体的に、電気代、水道代の滞納について、お話がありました。
 こんなことは、体験しなければ分からないことで、最初から知っていることの方がおかしいことです。

 ですから、若者に言いたいのは、知らなくても、何等、恥じることではありません。
ただ必要なことは、{督促状の請求元に、請求書をなくしたがどうすればよいか}、と電話すれば良いことですから。
 この話は、社会に出る時、殆ど100%のお子さんが、通る道です。
 
 普通、一度体験すれば、「電話して聞けば良い事なんだ」と理解できるのですが、こうしたお子さんは、集中力、固執力が、人並み以上という長所・特質が邪魔して、逆に、応用力を効かなくさせているケースが多く、ここは訓練で克服していくしかありません。
 出来るだけ、お子さんに問い合わせ方を教えて、実行させることが大切です。
 こうした出来事は、次から次から、出てきます。その都度、根気よく、その体験を積ませることが大切です。
 固執力・集中力の弱点は、逆に、長所として活かせるときが、必ず、出てきます。決して恥じたり、臆病になったり、弱気になる必要はありません。

 または、親が亡くなった後に、どう備えるかについてお話いただきました。
 最近は、相続税問題については、来年の相続税変更に合わせ、証券・銀行など金融機関で、沢山のセミナーを無料で開催しています。
 親がなくなった後の仏事・家事のスケジュールとそれに平行して、行う相続の手続きなど一覧にして説明してくれますので、それらの資料を頂いて準備しておいたり、必要なら信託銀行で遺言状執行も信託できます。一度、心配されていることについて、問い合わせられて見られると良いと思います。
 
 次に、商売をさせたい、手に職を就けさせたいというお話も出てきました。
最近、テレビ番組で、「こんなところで日本食堂などという番組」が良く放送されていますが、海外で、日本食堂を開かれている方の殆どが、日本で調理師などの資格とか、そうした職場で働いたという体験を持っていない方が、お袋の味だけを元に、独自に勉強されてそれなりに成功されている事実から、本人の意欲に勝るものはないと思います。

 そうした意欲は、最初から持っている方は少なく、追い込まれて、そうせざるを得ない状況からしか産まれ来ないところもあり、それは自分には、無理と考えておられる方、完璧主義の方には、専門の学校で学ぶ選択が一番よいと思います。何週間・何ヶ月で一人前にしますという学校は沢山あります。
 一通り、基礎を学んでいれば、それが自信になり、後は、この応用だと開き直れますから。
 家業を継がせるのなら、他人の飯を食わせる体験が必須で、その体験先もあるレベル以上となりますと、この壁は、並みの覚悟では、難しいと思います。
以上、デスカッション内容を並べてみました。参考下さい。東京T