不登校ひきこもり支援のNPO法人 FIRST STEP 経験のある親たちが悩める若者のために立ち上げました

R3年現在でファーストステップは20年の実積があります。HPはhttps://1st-step.tokyoです。

「親が変われば子も変わる」という言葉に食傷気味の方へ、その1

2023-02-15 | スタッフの声 mail:hello@1st-step.tokyo

「親が変われば子も変わる」という

会の入会案内に書かれた言葉は、

私たちの会に相談するかどうか?迷われる要素の一つ

なのではないかと思う時があります。

 

どこに相談に行っても言われる

ウンザリする言葉で、食傷気味ですよね。

 

そこで、

私たちの勉強会で一参加者として

色々なタイプの親御さんを見てきましたので

「親が変われば子も変わる」について

感じたことをまとめてみたいと思います。

 

入会を迷われる場合、2つのタイプの方がいると思います。

 

タイプ①

「変わるべきなのは親ではなくわが子であって、なんで親が勉強しなければならないのか?」

 

タイプ②

年配の親御さん、特に父親の場合は

「変われるものならそうしたいが、人間、そう簡単に(価値観など)変われるものではない」

 

と思われている方が多いように思います。

 

①の話は、

親子の信頼関係回復に関する基本的な話になるので長くなると思いますから、

後日、投稿したいと思います。

ココでは先に②から話をしていきたいと思います。

 

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②の場合、次のような親御さんが多いようにもおもわれます。

 

「俺には今まで立派に生きていたという自負心がある。」

 

ここまで、その価値観で人生を努力して生きてきたわけであり、

愛する家族を養ってきたわけであり、いまさら価値観を

変われないのは当然といえば当然だといえるのかもしれません。

 

そこで、過去に戻って、変えられない価値観について

考えてみたいと思います。

 

私たちが生きてきた昭和の時代はこうでした。

 

頑張れば出世できるというだけでなく、

逆に無理せず年功序列の波に乗って気楽にも生きていけた多様性のある時代でした。

また、職業も様々で学歴がなくても生きていけた時代でした。

(努力すれば報われるという、根性もの漫画の巨人の星があり、

その逆の生きかたには、

植木等の

「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」

「日本一の無責任男」という映画もありました。)

 

 

そして、多様性のあった昭和の時代から、

バブル崩壊を経て、

令和の時代に移った時、

私たちは急に市場原理主義を押し付けられ、

物事の判断が「競争による勝ち負け」となり、

人々は一様に会社や組織に恭順すること

を強いられるようになりました。

 

新自由主義という、

体の良い名前の付いた金儲け競争主義です。

 

能力主義・効率主義・成果主義のレールを走らされます。

 

そんな価値観で、

良かれと思って我が子に言ってしまう励ましの言葉は

・人生は勝負、厳しいものである。勝ち抜かなければならない。

・一生懸命やれ、努力すればかならずできる。

・私はこうして人生を生き抜いてきた。だから、こうしなさい。

・人様に迷惑をかけてはならない。

・今、頑張らなくてどうする。将来を考えなさい。

・昔の人は自分を厳しく律して偉くなったんだ。

とういった感じでしょうか。

 

ジャパニーズビジネスマンとして

「24時間戦えますか?」という世間的な号令の下、

家族のために頑張ってきた親御さんたちなら、

そう言ってしまうのは仕方ないことだと思います。

 

ですから、

我々の会に参加して

「明日から考え方を変えてください。変える努力をしてみてください。」

と言っても、それは簡単なことではないのは当然です。

 

【懐かCM】 三共リゲイン CM総集編 -勇気のしるし篇- 【全15種】

 

それでは、我々の会なら

親は無理なく変われるのか?

親が変わらなければ、

子のひきこもりからの回復は見込めないのか?

 

その説明が必要だと思いました。

 

その2へつづく



居場所 はじめる一歩の会
あなたも勇気を出して参加してみませんか⁉
30代以上の方も歓迎します。
連絡先:岩崎(070-6576-4633)または山下(090-8321-0032)
電話するのはとても勇気がいるでしょうけど、それが自立への第一歩です。

また、親御さんだけでの相談にも応じます。もちろん、無料です。





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