不登校ひきこもり支援のNPO法人 FIRST STEP 経験のある親たちが悩める若者のために立ち上げました

R3年現在でファーストステップは20年の実積があります。HPはhttps://1st-step.tokyoです。

当事者の君へ:自立へのひとつの選択肢として「親を捨てる」ということがあるのでは?

2022-10-29 | スタッフの声 mail:hello@1st-step.tokyo
以下は私の個人意見です。

「親を捨てる」
ということについてです。

ココはもともと親の会(今は当事者の会でもありますけど)が始まりなので、
「親を捨てる」とはなんたることか!
と言われそうですが、どうしてもタブーをおかして発言したくなりました。

尚、以下の文章は決して親を誹謗したり攻撃したりしているのではありません。

遺言

https://hashira.exblog.jp/237932803/


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親の会を長年みていると、ひきこもりの親は
不思議なことに社会的成功者が多いです。

全ての人がそうだとは言えないのですが、
そういう強い傾向があることは間違いないのでは
と私は思っています。

そこで、自分なりに何故?なのか考えてみました。

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今の日本は人口減少とマイナス金利、物価高騰で
、もう青息吐息なのが日本経済の実情かと思います。
(若者の雇用形態が安定していませんから、人口減少は当たり前ですよね。)

経済基盤が脆弱ですから、
どうしても若者の未来に明るいものが見えにくい世の中なのだと思います。

そういう基盤に立っているにも関わらず、
その実態を真摯に認めず、
「社会は以前としてプラスの安定成長を続けている」
という妄想の上で
無理に成り立たせようとするならば、
当然ながら社会的な歪がどこかに生まれます。

過度な効率や生産性をヒステリックに
社会は人間に要求(会社は働く人に要求)するように思います。

その歪は、
特に弱い立場の若者が影響を受けやすいと思うのですが、
特に優秀で敏感で自分に正直な青年には
「狂った社会システム、常に生産性を求められる弱肉強食の無情な世界」
として感じるのではないでしょうか?

他人を蹴落とし、そして自分を殺すことで
生き延びられる若者や、
まったく社会的に無関心な若者ならば、
幸か不幸かそんな社会に適応できる殺伐とした世の中です。


そういう同世代の若者を見て、
さらに落ち込む若者は
自分に正直な故に自分を殺したくないので
引きこもりになる方が多いのではないでしょうか?

幼い子の場合は無意識に不登校になるのではないでしょうか?



狂った現代社会(幸いにも自分自身を殺すことで生き延びることができる)



その現代社会のシステムに適応した勝ち組の「親たち」
・・・すなわち成功者ですが、

いまの親の世代は
「昔も大変だった。
いつの時代も同じだ。
頑張ればなんとかなる。
エリートでなければいけない。
リッチな者になれ。」

という根性論を若者に語りがちなように思います。




わが子もシステムに適応させ成功者にさせようとする。
(子どもは別の人格をもっているのに)



だから、それが子どもの苦しむ原因となる
(本来の自分ではない人格の仮面を作り被らなければならない。
その仮面をかぶることはとても息苦しい!)



親が成功者であり、
社会的地位や十分な収入、資産に満足していているから、
「社会システム全体が狂っていることを感じない」でしょうから、
子どもの心を解るのは非常に難しいように思います。

それに対して、子が精神的に自立するためには
人生をチムドンドンと生きていくためには

「学校を捨てる」、
「会社を捨てる」、
「世間体を捨てる」
ように
「親を捨てる」
という選択肢もあって良い

ように思いました。

当事者の君へ、
そんなことも考えてみてください。


親は辛いですけど。



以上


居場所 はじめる一歩の会
あなたも勇気を出して参加してみませんか⁉
30代以上の方も歓迎します。
連絡先:岩崎(070-6576-4633)または山下(090-8321-0032)
電話するのはとても勇気がいるでしょうけど、それが自立への第一歩です。