デビュー8年目を記念してか、発売日が4月21日であったこの曲。
制作サイドも力が入っており、宣伝活動やGoodsも多く在りました。
大量にオンエアされたサンデン カーエアコンのCMや、
音楽番組が減りながらも、この曲で色んな歌番組で歌っていた姿を憶えている。
残念ながら、ヒットには至らなかったものの、サビの部分はかなり一般層に認知された曲でもある。
セールス面においては、24thシングル:デス・トラップくらいまでの売上結果を出す事ができたものの、この曲以降、オリコン100以内に登場する事はできなかったのは惜しむ点である。
個人的には次シングル:もっとje-vous-aimeなんか、斬新であり、良い出来の曲と思うのだが・・・
音源メディア時代においては、すっかりレコードよりもCDが売れる時代になっており、
石川秀美にとっても、この曲がラストのシングルレコードEP盤が存在する。
(先述のシングル:もっとje-vous-aimeに、プロモ盤はあるのだが)
バンドブームの到来により従来のアイドル歌謡は冬の時代と呼ばれ、音楽番組の衰退激減、また音源メディア転換期など、
不遇な諸要因とが敗因だったか、と思われる。
でも、1番の理由は皆が望んでる石川秀美の楽曲ではなかった、というところにあると考えられる。
バラードよりも、ノリノリな石川秀美の楽曲が、今までも人気であり、売上も出せてきただけに。
だが、歌手としての成長は、またひとつ大きく歌唱力の向上が見受けられる。
年々、大人っぽくなっていった石川秀美、イメージや雰囲気もすっかり大人っぽく、落ち着いた自立した女性のイメージと共に、
楽曲、そして、歌唱もより、艶っぽくマイルドに歌いあげる事ができるようになったのである。
幻想的なアレンジから、中華っぽいシンセサイザーから始まるが、
後に中国で行われた歌謡祭に10周年記念特別ゲストで出演したのであった。
(近藤真彦、河合奈保子が前年度か、後年度に出てるのを見た記憶がある)
サビのメロディアスは秀悦でありながらも、サックス音がちょっと、安っぽいかなぁ?と思うとこである。
作詞家の藤原安寿は画家でもあるだけに、情景描写と心情がバランス良く表れている。
イントロの幻想的な感じは、次のアルバム:PRECIOUSに引き継がれ、新しい世界観の第一歩だったのではないか。
個人的にはこの頃、ファンクラブに入った年だったり、車屋?などにポスターがあっりして、貰いに行った思い出があります。
ちょうどテレビ放送映像もアナログ映像から、クリアビジョンにw切り替わって放送された頃だったので、
石川秀美の大きく美しい潤んだ目が印象的であった。
春はもちろん、穏やかな初夏にもちょうど良いメロディと歌声と世界観が魅力的な曲である。
エアコンのCMも見たことがあるんですが、秀美さん綺麗でしたね。