このイントロはかっこいい。ちょっとウエスタン調かと思いきや、なかなかかっこいいEギターのリフ。
12thシングル:ミステリー・ウーマンを彷彿するようなマイナーコードでのメロディアスかつロック調の石川秀美の得意分野である楽曲である。
作詞作曲はそれもそのはず、上記シングルと同一の松宮恭子作品であり、デビュー当時からの編曲家の大谷和夫。
なかなか良曲構成の松宮節である。サビまで行く疾走感。サビで弾けるUPテンポ。
アレンジが若干軽めなのが惜しいのだけど、アルバムとして洋楽風ダンスミュージックを意識した音を取り入れてるだけに仕方ない。
どうせならデジタルロック調でも良かったのだけど、当時まだそのジャンルはないか。
アルバム中の曲順位置もいいですね。
さりげなく抑え気味な前曲と、ラストのバラード前という10曲中9曲目という位置に合ったイントロとアウトロ。
松宮作品は、これまでの石川秀美のシングル作品でもヒット作が多いだけに、石川秀美との相性は抜群に良い。
5thシングル:Hey!ミスター・ポリスマン
12thシングル:ミステリー・ウーマン
16thシングル:愛の呪文
どれも松宮作品であり、石川秀美のシングル史上でもTOPヒット作品であるからである。
旧知の作家と歌い手の間柄から伺えるように、石川秀美のボーカルも隅々までメロディのフレーズを余すことなく表現。
詞の世界は上記曲よりも大人になった、20歳になった石川秀美に相応しい意志の強い自立した女性像が展開されている。
当時ちょうど21thシングル:危ないボディ・ビートをリリースしたイメージ戦略の延長にある世界観である。
曲タイトルの物語を存分に楽しめる内容。
歌声もしっとり説得力を増して、硬軟かつ激しいボーカル力が活きている。
この曲の構成は素晴らしく石川秀美の声に合っている。ラストの濁音なんて最高。
各サビの部分により、情熱の表現も変え、SEXY&COOLな後期の石川秀美らしい熱唱系曲。
ライブ受け良さそうな楽曲。当時のライブツアーで歌われたような気がするけど、ちょっと曖昧な記憶で申し訳ない。
強いていえば、ドラムの楽譜をもっと強調させてもいいかと。
最後のBridgeなしのサビも、Eギターソロを展開させたら映えそう。
個人的にはすごく中学2年生の頃の冬の部活を思い出しますw
この曲が収録されている15thアルバム:BLANCHEは全体的に冬のアレンジになっているので全編通して聴くと当時が甦る記憶。
ぐっと説得力溢れる歌唱を効かす石川秀美だからこそ、曲との一体感で様々な心の風景や目に映った記憶が甦るのだと確信できる。
さて、動画サイトにこの曲があがってました。
すごいですね。これ。PVみたいで。とても上手くできている。
しかも、何枚か俺がサイト用に作った画像も使用されているので、気に入っていただけてお役にたてたのかな?と思うと嬉しさ倍増w
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