サックス音とベース音がかっこいいイントロで始まるこの曲。
スケバン刑事の歌曲群のような勇ましいイントロ。
後期29thシングル:もっとje-vous-aimeでも担当した作曲家:中崎英也
また、ラストアルバム:PRECIOUSでも特徴的なゆったりとした緩やかで柔らかいメロディメーカーという個人的な勝手なイメージだったのだけど、
こういうUPテンポの曲もあるんですね。
他では少女隊の初期のシングル作品も中崎氏。ベース音が効いたPOPソングですね。
西村知美の♪君は流れ星。個人的にはこの曲のメロディアス感が好きなので、中崎作品はUPテンポも由という感じ。
上記作品より、もっとマイナーシリアス調な点が大人歌手の石川秀美には最適ではあるが、Side_Aとの対比でメジャー調でも良かったかな。
しかし、この曲はちょっと初期の工藤静香っぽい気もする。歌謡ユーロビート調な感じ。アウトロもそんな感じでサッパリしてますね。
歌謡曲過ぎなのと、意味不明なシンセサイザー譜。とりあえずのサックス音。
Side_Aの完成度と対して、ちと安っぽいんだな。1987年初頭にしては仕方のないアレンジかもしれませんが。
それらをカバーできる巧みなボーカルを効かす石川秀美。
ますます大人の色気を含んだ歌唱。
またUPテンポ曲を得意とする石川秀美なだけに、歌唱のふり幅が大きく感じられ、自分の歌にしている。
一つ一つの言葉の音の出し方と捉え方が素晴らしい。
1987年の春に行われたライブツアーでも歌われた。
Side_Aの22thシングル:密室のハリケーンの販促ポスターってその時に初めて見たと記憶している。
今ブログにてUPしているポスターがそれ。
そんなわけか、石川秀美自身も気に入っていたのか、この曲はライブ後半で歌われ、またアンコールでも披露された。
はず・・・曖昧だが、ちょうど俺が中学2年の終わりくらいの春休み?かな。
大阪公演のバーボンハウスにて、歌われた記憶がある。
編曲はシングルA面の中村哲であり、中村哲の編曲作品はこの時期からのタッグで、1987年作品には多用されている。
シングル、アルバム共に。
作詞は前作のキレイ系大人系の路線の安藤芳彦。
6thシングル:恋はサマー・フィーリングの
♪サマー・サマーあなたサマー・サマー!
に通じる、
♪みすみすミステーク
ちょっとベタ過ぎなんですけど、全体的な歌詞振りは石川秀美の歌唱力を活かすものとなっていて由。
タイトルの13回目という説明も冒頭で語りきったのも、ちょっともったいない。
13という数値の忌まわしさはキリスト教の文化であって、特に日本人が気にする事もないのにな、出てくる男はアホなのか、と。
もっと飛躍すると映画:13日の金曜日>ホラー映画>ネガティブっていう思考回路も幼稚なので、歌詞世界における女性はとっとと次の恋へ行くべし。
誰か助けてとか言ってる場合ではないwしょーもない男に固執してる時間はもったいないのに。とw
さて、石川秀美ファンとしては、シングルレコードを買っていた人にはわかると思うが、
石川秀美シングル作品には、表ジャケットに付随のもう一枚裏ジャケットなるジャケットサイズのポスターが割とずっとあったんだよね。
今シングルから、ポスターがつかなくなったのが非常に残念で仕方ない。
かわい子ちゃんアイドル時代以上に、美人なお姉さんとなった大人歌手時代のフォトジェニックな石川秀美の美貌がもったいない。
改めて、この曲リリース時期にフォーカスを当てると
後輩新人歌手が旺盛する中に、セクシー系大人歌手として成長した石川秀美の今後が嘱望される1曲である。
次作品がどのように魅せてくれるのか!?シングル、アルバム、ライブとも充実した実力と共に披露されていく中、形づいていく石川秀美の後期の序章。
そして、この曲も2004年のシングルBOX:石川秀美BOX~Complete Single Collectionにて、初CD化された曲。
初聴きの人も、そうでない人にも、歌手・石川秀美の足跡がわかる、外せない曲である。
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