タイトルを見てまず思うのが「平山三紀(みき)♪真夏の出来事」である。
こちらは1971年のヒット曲。残念ながらリアルタイムでは知らないが、大ヒット曲によりなんらかの形で曲を知ってる人は多いであろう。
そして石川秀美においても1983年9月25日 中野サンプラザにて行われたコンサート♪Spark!!(さ・わ・や・かコンサートPart2)にても歌われた曲でもある。
そして、それは4thアルバム:Spark!!(さ・わ・や・かコンサートPart2)でも聴くことができる。
同名タイトルのライブビデオにも収録されている。
もしくは・・・
ひと夏の経験♪山口百恵
↑は石川秀美1stコンサートに歌われ、アルバムに収録されている。
さて、石川秀美の1年目に送るこの♪ひと夏の出来事
マイナー調でディスコリズムと南国リゾートアレンジで奏でるミステリアスな雰囲気の曲である。
タイトルから想像した曲と違っていて曲を聴く度に疑問を感じるのであるが(メジャー調で明るい曲を望んでいる人が多いと思うとこ)、石川秀美の音楽性の中で好評価な玄人受するシリアス系の曲はデビューアルバムから登場していた事を証明する。
デビュー作における石川秀美の清純さを表した世界観。作詞家ク・ロ・エジュンは石川秀美のアイドル黄金期を作った作詞家だけに、
その純粋無垢さは大きく石川秀美のイメージ像と大きくマッチングする。
夏好きな俺として、真夏を表す単語群が歌詞に登場していて嬉しいかぎりであるw
曲中、1番を聴いた後に残った物語を2番でどのようになったのか?!物語の展開でグッと聴く者をひきつける内容となっている。
若干最後の歌詞の♪サマーランドは違和感ありなんですが・・・ね。今年リニューアルした東京サマーランドを思い出してしまうw
初々しく伸びやかな歌唱も特筆すべきな点である。
本人の生真面目さからかシングル曲においては硬い印象があったのだけれど、イイ意味での緊張感がなく、
実に清々しく、伸び伸びと元気な歌声が聴くことができ、本来の石川秀美を聴きとる事ができる。
Outroが秀逸で、この曲のミステリアスな雰囲気を最後にも全体像を表現しており、なお含みを感じさせ、次の曲への楽しみを思わせるアレンジであるからだ。
アルバム中の次曲♪海のスケッチへと、見事な橋渡しをしている。
2004年に発売された石川秀美BOX~Complete Single Collectionに寄せられた作曲家:小田裕一郎のコメントを思い出しますね。詳細は石川秀美ファンサイトのアルバム紹介へ。
サウンド面においても気合を入れて作ったという、この曲が収録された石川秀美の1stアルバム:妖精(フェアリー)第1曲目:初恋通信のIntroから、最後まで一貫して形成されたサウンド作りが頷けます。
さらにこの曲は1stコンサート:さ・わ・や・かコンサートでも歌われ、同名の2ndアルバムにも収録されているので、機会があればそちらも聴いてみてください。
2007年8月も中旬となりました。
残りの夏も満喫できるように・・・ひと夏の出来事をたくさん増やしたいですね。
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