デビュー年の健康的さわやかさの胸キュンアイドルポップス。
とても伸びやかに軽やかに可憐な歌声が草原や森に広がるようである。
イントロのドラムリズムから始まるアップテンポから楽しみ十分。
エレキギターの音がデビュー曲:妖精時代を彷彿し、石川秀美後期のロック路線にも通じる謡曲系統が特徴。
石川秀美作品の中期くらいからファンになったので、初期作品を手に入れたのはオリジナルリリースから6年、7年くらい経ってから初聴したわけであるが、
中期後期作品の礎となっている初期作品もイイと感じたあの高校生時代を思い出しますね。もうその頃なんて、すっかり大人の女性の石川秀美だったわけだが、
さわやかアイドル時代から続く楽曲のノリの良さはいつの時代も石川秀美の良い特徴である事を印象づけた実感を持って、
ますます歌手:石川秀美が好きと思ったのであった。
デビュー1年目のシングル曲達よりもメロディアスで個人的にもとても好感。
1stアルバム:妖精の1曲目の初恋通信くらいメロディアスで良いですね。石川秀美の元気少女なイメージも出ていてとても爽快である。
ラストのサビは半音あがって、更に青空に舞い上がるよう。
アニメのようなあの音は何ていう楽器なんだろう?フリスビーが飛んでるようなあの音。
少女ぶりが炸裂である。
デビュー時期のコンサートでは歌われたのだろうか。アルバム:さ・わ・や・かコンサートのLP盤、カセットテープ盤ではみあたらなかったのだが、
この曲もコンサートやイベントで歌われれば盛り上がったことだろう。Bメロのリズムあたり、声援とびそうな構成だ。
ただ、曲タイトルが古いんだよねぇ。今から思う古き良き80年代であっても
水色と題した曲っていうのはなくなり、70年代によくあったアイドル歌手の曲タイトル。
曲タイトルの古臭さだけが難であり、歌詞にも出てくるが、後は十分平均以上の曲に仕上がってる事は間違いない。
石川秀美の歌唱も今後が楽しみな歌唱を聴かせている。若干、ぎこちないながらも人見知り屋さんで頑張り屋さんなスポーティな健康少女っぷりが出てますね。
松本隆は松田聖子に提供した歌詞はか弱い少女の聖子らしさを、石川秀美には健康的な少女らしさを描けていると実感する楽曲である。
また、アルバム中の配置順もとても良い。前半で作るスポーツ少女:石川秀美を強調するような楽曲が揃っている。曲展開から成るリズムの流れが秀逸。
この曲が収録されたデビューアルバム:妖精(フェアリー)を含む初期オリジナルアルバム3作品はまだCD化されていないので、
来年度の石川秀美30周年には是非、商品化してもらいたいですよね!!!
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