2014June

2014JuneCreate from Broach

070804本「テムズのあぶく」

2007-08-04 18:32:32 | 
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このところあまり本を読んでいませんでした。「かんぷにあらず」以降、読んだ本は、「小泉官邸秘録」、「明智左馬助の恋」、「くちぶえ番長」、「狂宴の果て」そして今、「テムズのあぶく」です。この本は、日本経済新聞が創設した小説賞の第一作目の大賞です。ロンドンでの中年の恋を描いた小説です。早くから、図書館にリクエストしていたのですが、「テムズのしずく」という名前でリクエストしていて、遅くなってしまいました。「あぶく」と「しずく」では、意味が違いますね。パリは一度しか行ったことがありませんので、よく知りませんが、ロンドンは、5、6回行ったことがあり、なんとなくわかりますので、読んでいて実感が湧きます。恋は、いくつになってもときめくものだと思いながら読んでいる最中です。

070513本「かん婦にあらず」

2007-05-13 14:46:02 | 
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日経新聞の夕刊に連載されていた頃から時折読んでいて、結構、おもしろそうと思っていました。井伊直弼、長野主膳(こっちの人はあまり有名でありませんね)と安政の大獄を主導した男の女である村山たか女という人の話です。村山たか女という人は、実在した人なのでしょうが、この本に書かれてある内容が、どこまで真実なのかはよくわかりません。このカバーに書かれてある、たか女に似顔絵というか表情がなんとなく「秋吉久美子」に似ているような気がします。秋吉久美子みたいな人だったんだろうなああ などと勝手に想像しています。

070506本「薩摩組幕末秘録」

2007-05-06 16:48:09 | 
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暇にまかせて、また一冊読みました。このところ時代物ばかり読んでいます。時代物は、一人有名な人がでてくると、なんとなく状況が想像できます。この本は、富山の薬売りが、昆布を薩摩に運ぶ話です。そして、それを阻止しようという勢力もいます。幕末、薩摩が倒幕の軍資金を蓄えるために、密貿易をしたという話を知っていましたので、時代背景は理解できていました。ただ、登場人物がたくさんいて、その人たちがお互いどういう関係にあるかが、わかりづらい本ではありました。こういうときに、見開きに登場人物の一覧でもつけてくれると、わかりやすいと思うのですが、なかなかそういう例はないのが実態です。自分でいろいろ想像しろということなのかもしれません

070501本「夢七夜」

2007-05-01 17:06:39 | 
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北野天満宮の門前に位置した花街(はながい)の太夫の物語です。自分のルーツ探しと恋愛話が折り重なり、物語が進んでいく。大阪、伏見近辺の位置関係が頭の中に入っていない私としてはいまいち臨場感がないが、さわやかに読める本でした。北野天満宮というのは、学問の神様である菅原道真を祭ったところだが、そこの門前に花街があるというのがおもしろい。