わたしの趣みん芸

趣みん芸友の会の齋藤です。
道の駅などで売られている、個性的な民芸を「趣みん芸」と名付け、収集し愛でております。

009.無骨な土産「貝のぶった切り」

2020-05-08 11:22:44 | 魚介系趣みん芸


「三宅しま」と書かれた貝。
ズバリ、伊豆諸島の三宅島(東京都)で買ったお土産だ。

この作品、どう名付けるかを迷った。

見ての通り、貝の上部をスライスして「三宅しま」と青い文字が書かれているだけ。
ペーパーウェイトにしようと思えばできるが、ペン立てなど何か用途を目的として作られたわけでもなさそうだ。
だが、そんな目的要素のない無骨なスタイルが良い。


▲「シェルショップヤマダ」貝好きの故オーナーのこだわりのコレクションがショーウインドウ並んでいる


名前の案を出してみる。

「三宅しまの貝」※無骨ではある
「三宅貝」※つまらん
「貝のスライス」※料理みたいな名前もいいかも
「貝切っちゃいました」※甘栗剥いちゃいました的なヤツ
「貝」※そのまますぎるな〜

うむ。どれもしっくりこない。
媚びずに無骨なところが特徴で魅力だから、もっと強い名前がいい。
ぶった切ったような名前を付けたい。

「貝のぶつ切り」

これかもしれない!
硬い貝をブツ切って、そのままボリボリ殻ごと食べてしまうような漁師飯的なニュアンスがいい!気に入った!(殻をボリボリ食べる漁師飯など当然ない)

命名できた嬉しさで近くにいた妻に報告してみた。

妻:「これ、ぶつ切りじゃないじゃん」

ぶった切られた。

「ぶつ切り」だと、ぶつ切られたものがいくつかある状態を想像するのでは?というのが妻の意見。
なるほど。そうか。日常、料理を任せているので、うかつに反論できない私がいた。

ただ、貝そのものの魅力をストレートに伝えた豪快な名前でいきたい意思は譲れない。

考えた。

私:「じゃあ『貝のぶった切り』はどう?豪快な名前にしたいんだよ!どうかな!」
妻:「ん〜〜、まあいんじゃない。」
私:「やった〜〜!!」

決まった。

『貝のぶった切り』

ぶった切ったことで、貝の内部、自然の神秘を見せてくれたのかもしれない。
貝そのものの魅力をストロングスタイルで伝えた最高のお土産だ。



[三宅島情報]



東京の山手線の内側とほぼ同じ大きさの島。
火山島としても知られ、島内のいたる所で雄大な火山島景観を見ることができる。日本最大級のボルダリング施設もあり、1日500円でとことんボルダれる。





【入手年月日】
2017年

【入手先】
シェルショップヤマダ(三宅島・東京都)

【制作者】
シェルショップヤマダ

【価格】
不明(おそらく500円ほど)

【素材】

【大きさ】
高さ:約12cm


求む!趣みん芸情報

うちの母が作っているのは趣みん芸ですか〜?とか、地元の道の駅にこんなもの売ってましたよ〜!とかありましたらジャンジャンご連絡ください。
自分一人で日本全国の趣みん芸を探し歩くのは時間がかかりそうなので、ちょっとしたことでも情報いただけますと大変助かります!!

メールはこちら → myshumingei@gmail.com





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