Life is …

ある日突然世界が変わってしまったマロンたんと、穏やかで優しい時間が1秒でも長く続くよう試行錯誤する日々の記録です。

おシモの事情

2023-05-04 00:00:00 | love

マロンが病に倒れてから一週間。

たくさんある心配ごとの中でも

特に気になっていたのが、排泄のこと。

 

マナーベルトやオムツは蒸れやすいし、

まだ自由に体を動かせないマロンの痩せた皮膚には、

こすれて刺激になってしまうことがあるから、

留守番の時以外は何もつけない方がいい。

 

そう先生に言われていたので、

誰か家にいる時はトイレシートを敷いた上に寝かせ、

仕事などで留守の時だけマナーシートをつけていました。

 

点滴で定期的にしっかり水分補給しているせいもあって、

おしっこはしっかり出たのだけど、

なかなかウンチが出ないまま3日経ち、4日経ち…。

 

先生に相談しても、

今は腹筋も麻痺しているから、食べることを重ねてトコロテンみたいに押し出すしかないと。

 

流動食しか口にできないマロンにはそれが難しいんだろうな。

 

お腹やお尻周りのマッサージをしても、

どこもかしこもぺったんこ。

 

『白米や繊維質がうんちの素になりやすいから、ちゅーるだけじゃなく、おかゆや茹でたお芋をミキサーにかけて流動食にしてみて』

トリマーYさんのアドバイスを試して2日後、

1週間ぶりに懐かしい香りがした時は、

ため息が出るほど嬉しかった。

 

元々内臓が丈夫で下痢や便秘とは無縁だったマロンは、

流動食だけなのに立派なうんちをしてくれて、

それからはリズムを思い出したのか、

毎日排泄があるようになったのです。

 

総合栄養食であるちゅーるはまだ手放せないけど、

マロンが食べたり飲んだりする動きを忘れないためにも、

少しずつ形のあるものを食べられるようにしたい。

 

先生に相談して紹介されたのが、ペースト状の食事療法食。

 

首をしっかり下に向けるのがまだ難しいので、

スプーンで促してやると、

思いのほかすんなりと食べてくれて一安心。

 

食べて出すことは生きる基本。

 

当たり前だと思っていたことができなくなった時、

その大切さを改めて知るのです。

 

マロンたん、視線も合うようになり、

ひとつ山を乗り越えたかな。

 

 

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿