何なんだこの斜面は。
昨日からの
朝からの流れで
数時間先こんなウッソウとした山の急斜面、一人ぼっち
あるだろうか。
さっきまでジェットバス入ってたやないか。
風呂上がりコーラが心地よかったやないか。
一時間たたずしてふみこんだこともない急斜面に一人。
そりゃ森林浴、身体によさ気なリフレッシュマイナスイオンてきなもん、
風呂上がりに早速身体一面贅沢させて貰ってるよ、
だけどっ!、えっ?
・・・
かなりの不安感が、息を荒くさせた。
体力消耗ハンパない。
振り返ると斜面が滑り台のようだ。
先が見えない。
とにかくゴールを目指そう。
目的果たせばこんなんチャラや。
差し引きゼロや、いやむしろプラスや、
上を目指した。
数十分後、
ゴールとされる神社にご一行がお参り、休憩と思い思いに過ごしていた。
ついた・・・
神社。
しかし、この神社、
こんなとこ記憶にない・・・
あきらかに違うし、無人やろう。
もっと景色が開けていたはず!
こんな森に囲まれた神社やないっ!
なんか迫力はあるよ、いい神社だ!
しかし・・・
・・・僕は、ご一行を遠目に見ながら、
振り返ると
急斜面を丁寧に下った。
こんな格好で彼らの前に顔出すハートはなかった。
駄目な奴だ。
さてここからだ。
絶対に滑ってはいけない。
山をナメてはいけない。
ラバーソールが悲鳴を上げていた。
しばらくすると、
ヤバい、下から話し声がっ。
こんなナメた格好みせたくない。
あきらかに平地な格好を。
山ガール、山男子的な装備された若いふたりが近づいてきた。
狭い道に隠れるとこはない。
僕はさりげなく、こんにちはと、
もしかして山登り同士ならすれ違い様のセリフは違うかもしれないが
僕は
こんにちは
と普段言わない口調でしずかに自然にいった。
山を熟知したであろう二人は少々面食らった感じではあったが、
こんにちはとかえした。
はやく車にたどり着かなければ。
ここは記憶のあの場所とは違う。
しかたない。
また足が向いたときいこう。
今はまだ行かなくてもいいと言うことだろう。
まだこのくらいの悩み、
いやむしろ、現状は自分自身でわかるでしょう、
何をすればいいのか、
・・・
きっとあの時言ってもらった将来とはまだ先やろうと
思いながら
神々が住んでおられる山を後にした。
帰り、
別大マラソン避けて帰ろうとしたのに、
先頭集団から
最後尾までガッツリすれ違い
ノロノロ運転に巻き込まれながら
沿道の応援する人を横目に
一部始終、最高の位置で堪能した。
テレビでマラソン見るの好きだから
いつか生で見たいと思っていたので
まぁある意味ラッキーやないか。
先頭集団とすれ違いざま、
僕は
カワウチ、ガンバレ!
と、
運転席の窓全開にして
思い切り、叫んだ。
最後尾の、
最終ランナーにも
同様、
叫んだ・・・
昨日からの
朝からの流れで
数時間先こんなウッソウとした山の急斜面、一人ぼっち
あるだろうか。
さっきまでジェットバス入ってたやないか。
風呂上がりコーラが心地よかったやないか。
一時間たたずしてふみこんだこともない急斜面に一人。
そりゃ森林浴、身体によさ気なリフレッシュマイナスイオンてきなもん、
風呂上がりに早速身体一面贅沢させて貰ってるよ、
だけどっ!、えっ?
・・・
かなりの不安感が、息を荒くさせた。
体力消耗ハンパない。
振り返ると斜面が滑り台のようだ。
先が見えない。
とにかくゴールを目指そう。
目的果たせばこんなんチャラや。
差し引きゼロや、いやむしろプラスや、
上を目指した。
数十分後、
ゴールとされる神社にご一行がお参り、休憩と思い思いに過ごしていた。
ついた・・・
神社。
しかし、この神社、
こんなとこ記憶にない・・・
あきらかに違うし、無人やろう。
もっと景色が開けていたはず!
こんな森に囲まれた神社やないっ!
なんか迫力はあるよ、いい神社だ!
しかし・・・
・・・僕は、ご一行を遠目に見ながら、
振り返ると
急斜面を丁寧に下った。
こんな格好で彼らの前に顔出すハートはなかった。
駄目な奴だ。
さてここからだ。
絶対に滑ってはいけない。
山をナメてはいけない。
ラバーソールが悲鳴を上げていた。
しばらくすると、
ヤバい、下から話し声がっ。
こんなナメた格好みせたくない。
あきらかに平地な格好を。
山ガール、山男子的な装備された若いふたりが近づいてきた。
狭い道に隠れるとこはない。
僕はさりげなく、こんにちはと、
もしかして山登り同士ならすれ違い様のセリフは違うかもしれないが
僕は
こんにちは
と普段言わない口調でしずかに自然にいった。
山を熟知したであろう二人は少々面食らった感じではあったが、
こんにちはとかえした。
はやく車にたどり着かなければ。
ここは記憶のあの場所とは違う。
しかたない。
また足が向いたときいこう。
今はまだ行かなくてもいいと言うことだろう。
まだこのくらいの悩み、
いやむしろ、現状は自分自身でわかるでしょう、
何をすればいいのか、
・・・
きっとあの時言ってもらった将来とはまだ先やろうと
思いながら
神々が住んでおられる山を後にした。
帰り、
別大マラソン避けて帰ろうとしたのに、
先頭集団から
最後尾までガッツリすれ違い
ノロノロ運転に巻き込まれながら
沿道の応援する人を横目に
一部始終、最高の位置で堪能した。
テレビでマラソン見るの好きだから
いつか生で見たいと思っていたので
まぁある意味ラッキーやないか。
先頭集団とすれ違いざま、
僕は
カワウチ、ガンバレ!
と、
運転席の窓全開にして
思い切り、叫んだ。
最後尾の、
最終ランナーにも
同様、
叫んだ・・・