脳が発達したら

脳が発達したら、そのときにはじめて、個人・民族・世界・時代が変わる。

脳が発達していなければ、決心しても発達できず、原始人として生きる。

脳が発達した人が、体と心と考えが発達した人になる。

人の言葉と行ないを見れば、

その人が自分の脳をどれくらい作って開発したか分かる。

機械もなおしてこそ強くなる。脳もそうだ。

脳を御子の御心どおりに正常になおしておいたら、毎日しるしが起こる。

脳をなおしなさい

夜、寝て起きると、明け方には脳が聡明になる。

そのとき脳をなおしなさい。

良いものを見て聞いて考えながら行ないなさい。

肉が行なってこそ、脳神経が肉の行ないを受けて動いて、

凝り固まった脳細胞がほぐれ、決心したとおりに、その次元の分だけ稼働する。

そして高く深い次元のことが思い浮かぶ。

主と心情がつながって交通するようになる。

必要ない

目的地に来た人には、車も飛行機もどんなものもすべて必要ない。

新しい新婦を迎えた人には、昔の女の長所も短所もどんなこともすべて必要ない。

新しい所に引っ越す人は、以前住んでいた所が良くても悪くても、

その場所を持っていくことはできない。

だから昔の場所は必要ない。

新車に替えるときは、ポンコツにあるエンジンや車のガラスがまだ使えても、

全部捨てて新車に乗りかえるのだ。

これと同じく、新しい時代に生きる人には、昔のものが必要ない。

脳を変えなさい

環境ばかり変えて喜びを得ようとしないで、

すべてにおいて脳をよりよく変えて、体を鍛錬して、喜びを得なさい。

環境がそろったところや目で見るものでだけ喜びを得ようとしたら、毎日頻繁に得ることはできない。

だから、脳をふさわしく変えて、心で喜びを得なさい。

人は変わった環境で、変わった希望と喜びを得て楽しもうとばかりする。

そうすると、毎日頻繁にそのようにすることはできない。

だから、根本的に脳を変えて、随時心を変えながら、心で喜びと理想を得なさい。

慣らす通りに作られる

車も使う通りに、慣らす通りに性能を発揮する。

鉄のかたまりも慣らす通りに強くなる。

木も植物も、慣らし、鍛錬する通りに、その体質が変わる。

岩の上の松の木、砂漠の植物を見なさい。

自然の気候によって慣らされた通りに体質化して存在する。

人間の脳と心と体も、自分が鍛錬し、慣らす通りに作られる。