富山マラソンのネットでの評価が散々ですね。
これまでずっと人気大会の地位を維持してきたのに、一度の失敗で信用失墜。まあ、マラソン大会では気象条件が悪くて評価が下がる事はよくあります。天候のせいで潜在化してた問題が表面化するからです。
今回は高い気温のせいでエイドの給水が足りなくなっただけですが、それをきっかけに他の不満も噴出。トイレが少ない、コースが狭い等々。
富山マラソンでも過去の経験によってエイドの数や量を調整してると思います。余ってしまった部分は当然減らしてきたはずです。そしたら今年初めての高温となり、給水の不足となってしまった。例年の気温と今年の気温では、選手の飲む量は倍くらいになると思います。私自身そうでした。気温だけでなく日差しのあるなしでも全然ちがいますし。
いずれにせよ今年の失敗を糧として、来年以降の準備に生かして頂きたい。
ネットでの書き込みでは選手の自己責任論も散見されました。曰く、高温は予想されたのだから水不足を予想して自分でボトルを持って走るべき、というものです。
主催者が見たら泣いて喜びそうな論法ですが、高い参加費を払って遠くから参加してるのに、なにが悲しくて重い水を持って走らなきゃならんのか。水や補給食まで持って走るなら、大会などには参加せずひとりで好きな所を走ります。
大会規定や趣旨やに賛同して参加費を払うという事は、エイドでは十分な給水や給食を提供しますよ、という主催者との契約だとおもいます。契約不履行はやはり断罪されるべきでしょう。
もしそれがいやなら、大会規定に「給水等は足りなくなるかもしれないので、ご自分で持参してください」と明記すべきです。
選手側の責任とえいば、練習不足でフルマラソンに参加するのはかなり無責任な行為だと思います。どれだけ練習すればいいかは個人差があると思いますが、初心者の方は少なくとも大会の1年前から準備して最低限ハーフの大会を一度は走ってほしい。
以前の大会の時、大学生のグループと話したのですが大会は初めて、練習もほとんどしてないと言ってました。まあ、若いからなんとかなったのかもしれませんが、事故の可能性もありますよね。
秋口の大会は経験者でも暑い夏にほとんど練習せずに参加して体調悪くするパターンもあります。
富山マラソンではずっと救急車のサイレンが鳴っていた印象があります。道端で倒れている選手もたくさん見ました。これまでに経験のない多さでした。医療体制の不備を言う意見も多いです。しかし選手の練習不足、夏が暑かったので暑熱順化できずの体調不良も多かったと思います。マラソンでの熱中症は命の危険があるという事を認識して大会に参加するべきです。
主催側もいたずらに参加者の数だけを求めるのはいかがなものか。制限時間6時間とか7時間はほんとに選手ファーストの考えなのか? 半分歩いても完走できちゃう。だから練習もしない初心者がたくさんエントリーする。すると体調不良者が続出する、という負の連鎖になるのでは。
参加費が高騰した昨今は、少しでも参加者が増えれば予算的には楽になるのは分かりますが、ここはひとつ制限時間を厳しくするなどして、参加の敷居を上げる英断も必要なのでは。
富山マラソンの場合、あの会場で14000人は明らかにキャパオーバーです。スタート、ゴール会場ともはるかに恵まれた長野マラソンでさえ10000人です。
タイトルの今後の出場大会ですが、まず今月19日に地元のジュビロマラソンがあります。
1月は西尾マラソン。昨年から始まった新しい大会です。
2月は森町ロードレース。4年ぶりの出場です。
3月は静岡マラソン。もうないと思ってましたが5年ぶり復活しました。
4月は焼津マラソンと思ってましたが、できればフルを走りたい。長野マラソンがあるが、10月から受付始まっていて先着順なので無理かな~と思って見たらまだ空いていた!
長野マラソンは人気大会なので以前はエントリー始まってすぐにいっぱいなっていたのに。マラソン人気の凋落はまだまだ続いているようです。
という事で4月は長野マラソン3回目の出場です。