令和6年分の確定申告をe-Taxで提出しました。
今年の確定申告は例年と違う所がひとつありまして、それは昨年行われた定額減税の部分です。
この定額減税を正しく申告書に記入しないと減税分が無駄になってしまうらしい。
ただ私の場合定額減税の対象外だったので記入する必要はないのか?
あるいは対象外だった人は今年度に給付金があるとかないとか。だったら申告書にはどう記入すればよいのか。
ネットで調べましたがいまいちよく分かりませんでした。
なので、今年も市役所で確定申告の仕事をするつもりだったので、そこの事前研修で教えてもらおうと考えてました。
ところが胃がんで入院するはめになり確定申告の仕事もできなくなりました。
実際に国税庁の申告ページで入力していくと、定額減税の欄に勝手に数字が入ってしまうのです。私の場合配偶者(妻)と扶養家族(母)がいるので、計3人分90,000円という金額が自動的に記入されてしまいます。
これは昨年90,000円定額減税を受けたという事なのか? いやいや、1円も減税されてませんけど。
色々調べた結果これは今年のe-Tax入力画面の欠陥らしく、最終的には各市町村役場が各個人の定額減税額と調整給付金と確定申告の税額を調べて、不足があれば給付金という形で支給されるらしい。
また、私のように定額減税の対象外だった人も、あまりに不公平だという意見があり給付金の対象になるようだ。
この辺の情報は政府からは全く情報がなく、不親切極まりない。
そもそもこの定額減税、昨年市役所で調整給付金の支給の時にお手伝いしましたが、複雑怪奇で分かり辛いし、もらった実感も薄く完全に政策として失敗だと思いました。過去のどの減税策や給付金や助成金と比べても最低の施策だと思います。素人の私が言うのですから間違いありません。
「増税メガネ」の蔑称を嫌い当時の岸田首相肝入りの政策だったのですが、このプランを立案した官僚がいるはずで、随分頭のいい方なのでしょうが自己満足で机上の空論。現場の混乱までは思いが至らない、典型的な官僚頭なのでしょう。
市町村の税務課の職員の方は確定申告が終わり、住民税の計算が終わっても更に定額減税の再チェックが待っています。お気の毒というしかありません。