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29.韓国・台湾の体罰

2009-09-13 21:31:00 | お仕置きとしての正座考
 日本の学校における体罰は、かなりナイーブになり、昭和時代は当たり前だった体罰がニュースになってしまう現状です。体罰論を論じると賛否両論意見が噴出し、収拾がつかなくなってしまいますが、管理人個人としては、教育のプロである教師に指導方法で厳格な縛りを設けない方が望ましいという意見を持っています。単刀直入に言えば、「体罰賛成」という意見ですが、もちろん怪我をさせるような体罰は、既に指導の域を超えており、体罰に値しないという意見を持っています。もっとも、この問題は、「どこまでが体罰か」という議論になって、賛成派の中でも意見が分かれるところでもあります。ただ、「正座」という体罰に特化して言えば、それが長時間にわたって身体的・精神的苦痛を伴ったとしても、認められる体罰として捉えたい考えています。

 さて、お隣の韓国では、体罰は法律で規定されたもののみ認めるというスタンスを取っています。すなわち、鞭で尻や手を叩く罰を認められる体罰としているわけですが、正座は体罰には当たらない、単なる罰として捉えられているように思います。だからこそ、現代の学校を扱ったドラマでも正座罰のシーンが描かれるのだと思います。ただし、韓国の正座罰の場合は、両手を挙げる形が一般的で、日本のようにただ座らせるだけに止まらず、さらなる肉体的な苦痛を強いています。

 一方、台湾では、数年前に体罰禁止が明確に法律で規定されたようです。しかし、韓国と同様に儒教思想が強く、教師の権威が高いようですから、いまだに体罰は一般的に行われているようです。ただし、台湾の場合は、日本の正座罰に該当する「罰跪」よりも、腕立て伏せもしくは腕立ての姿勢を継続させる「伏地挺身」や「拱橋」という罰の方が一般的です。これは韓国でもよくみかける罰ですが、両国では一般的でも、日本ではほぼ目にすることはありません。

 1,2年ほど前までは、「体罰」に該当するハングル語の「체벌」や中国語(繁字体)の「體罰」のキーワードで検索すると、体罰の静止画や動画が結構見つけることができましたが、最近は難しくなってきています。しかし、「伏地挺身」や「拱橋」のような罰は、まだ見つけることができます。 

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2 コメント

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Unknown (xbatu)
2009-09-21 16:57:10
僕は、短時間の正座なら体罰だとは思いませんが、時には、正座をして、痛みや恥ずかしさを感じながら反省することも必要だと思います。
両手を挙げる正座は罰では受けたことなく、見たことがあるだけですが、実際にやってみると辛いですね。
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Unknown (トム)
2009-09-21 23:22:32
xbatuさん
「手上げ正座」はつらいと思います。通常の正座だけで、反省と肉体的かつ精神的な苦痛を与えられるのに、手上げを付加することによって、肉体的苦痛が勝ってしまい、反省どころではないかもしれません。
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