あきらさんの体験＆目撃談

１．小学校５年生の時
　これが記念すべき（？）私の正座体験第１号となりました。
　運動会の練習で、男子の競技の時、あまりだらだらしていたのか、その場を仕切っていた学年主任の男教師が「全員正座！」と声をかけました。当時私の小学校ではまだ正座罰はあまりなく、ビンタや半ズボンの太もも叩きが一般的でした。その号令に皆戸惑いながら、「このまま？短パンで？」とひそひそ言いながら土のグランドに正座させられたのを覚えています。このときの服装は白色の半袖シャツに白色短パンで、しかも裸足。小さな小石が足の甲や太ももに当たりとても皆痛そうでしたが、１５分ほどの説教の後、通常の練習に戻りました。

２．６年生の時①
　　私が小学校で正座させられたのは上記の１回だけで、以下は見た体験です。
　　私の隣のクラスは、前述の学年主任が担任でしたが、ここでは頻繁に正座罰が行われていました。授業中は忘れ物をすると教室内に正座して授業を受け、放課後腕立て伏せをさせられるといった決まり等があったようです。特に変わった決まりは「給食の配膳時に喋ってはいけない」という奇妙なものでした。育ち盛りの小学生が沈黙の中で黙々と配膳するわけもなく（不気味ですよね）毎日決まって１０人くらいが、配膳中廊下に罰として正座させられていました。今思えば、いつもこの廊下の前を通ることで、私も正座に何かを感じるようになったのでしょう。私の学校は私服で、当時は男子の半ズボン着用が一般的でしたから、冬場など、スカートで正座している女子に比べ、寒そうに太ももをさすっている男子の姿は印象的でした。この罰は、一度新聞で紹介されました。当時担任を持っていなかった生活指導担当の教師が、新聞に連載記事を書く機会を得、その中で、この罰を疑問視する内容でした。しかし、新聞に載ったのは私が卒業してからしばらくしてのことでしたから、その後教師たちがどうなったかは分かりません。

３．６年生の時～②
　　毎週火曜日は「体力作りの日」と決められており、登校後すぐに体操服に着替え、グランドに集合することになっていました。私のクラスにはいつもギリギリに登校してくる女子がいたのですが、この体力作りに間に合うはずもなく、いつも途中からこっそり参加していました。私のクラスの担任は、体罰をふるうことは殆どなく、正座などはもってのほかでした。ところがある日、前述の学年主任が遅刻者全員に対し正座を命じたのです。この時、運悪く彼女のほかは皆男子ばかり。２０人ほどの上下白色体操服の男子が正座させられている中、一人だけの彼女の黒色ブルマ姿はとても目立ちました。しかも、同じクラスの男子から「女子あんただけ」とからかわれる始末。苦笑いしながらも、下を向いて座っている彼女の姿は印象的でした。